美容整形の助言で、泣かれる

人間関係においてトラブルにならないように、気を付けていることはありますか?

沖田:仕事では特に、しゃべらないことですね。しゃべることで嫌われたり、誤解されたりしたことが多かったので。あとは、話を聞いているふりをする。すごくうまくなりました。相手がムダなことをだらだらしゃべっているように思えても、それは多分、「私にとって何か必要なことだと思って話してくれている」と考えるのを、マイルールにしました。

相手が話すからには、何かしら意味がある、と。

沖田:旦那がすごくだらだらしゃべる癖があって、内容は全然頭に入ってこない。それでも必ず、旦那の目を見て話を聞いています。昔、怒られていたんです。「おまえ、俺が今、すごく真剣に話しているのに、なんであくびをするんだ!」って。

話していたら、聞いてほしいですもんね。

沖田:私は聞きたくないんです。でも、「聞きたくなくても聞かなきゃいけない話」がこの世界にはたくさんあって、それが家族の話であるなら、なおのこと大事に聞かなければならない。そんなルールが多分あるんだと思うんですね。

暗黙のルールを学びとったのですね。

沖田:「相手が語っていることに対して、答えを出してはいけない」というルールも自分でつくりました。

素晴らしいです。

沖田:若いときに「顔を整形したほうがいいかな?」って、友人に質問されたことがあったんです。私は美容整形外科に勤めていたこともあったので、「ああ、整形したいのか」と思って、「じゃあ、まず目を二重にして、鼻はこうして、ここのほくろも取ったほうがいいね!」「クリニックはここがお薦め!」と、すごく具体的にアドバイスをしたら、大泣きされて。

よかれと思って、ですよね。相談されたから、親切のつもりで。

沖田:そうなんですけど、「ひどい!」みたいな感じになっちゃって。本当にいいクリニックを紹介したんですけど、そういうことが聞きたかったわけじゃなかったんですね。私自身は、整形したい、豊胸したい、永久脱毛したいと思ったら、誰にも相談しないですぐ実行してしまうので。同じような失敗を何度もする中で、「答えを出すと、人を傷つけてしまうんだ」ということが分かってきました。

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