
「読むだけではなく、体感する日経ビジネス」をコンセプトに、記事だけではなくオンライン/オフラインのイベントなどが連動するプロジェクト
日経ビジネスLIVEでは、2021年10月5~7日の3日間にわたり「The Future of Management 2030:資本主義の再構築とイノベーション再興」と題したオンラインセミナー(ウェビナー)を開催。ノーベル賞受賞経済学者や世界的に著名な経営学者ら世界中の経済・経営学の英知を結集して、2030年の企業とマネジメントのあるべき姿について意見を交わしました。
10月6日の基調講演「人生100年の幸せな働き方と社会変革」では、長寿社会の未来を提示した「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」などの著書で知られる英ロンドン・ビジネス・スクールのリンダ・グラットン教授が登壇。一緒に登壇するのは、日本の幸福学研究の権威者で、幸せのメカニズムに着目する慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司教授です。モデレーターはサンリオエンターテイメントの小巻亜矢社長です。後半は、幸せのために企業と個人ができることについて語り合いました。
小巻亜矢氏(サンリオエンターテイメント社長、以下小巻氏):グラットン教授はハローキティをご存じでしょうか?
リンダ・グラットン氏(英ロンドン・ビジネス・スクール教授、以下グラットン氏):知っていますよ。
小巻氏:ありがとうございます。サンリオエンターテイメントは、日本の魅力の1つである「かわいい」を用いて人々の幸福に貢献したいと思っています。ウエルビーイング(幸福感)を意識して、「かわいい」と「IT(情報技術)」と「幸福度」をかけ算して、「かわいい」の科学的分析を試みています。幸福度への貢献をデータにし、脳の状態も調査・研究していくつもりです。
このように、企業も自社のサービスや商品をウエルビーイングに結びつける、働き方や雇用を見直すなど考え方が変化しています。より幸せな世界をつくるために、企業にできることは何でしょうか?
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