シリーズ
Xの胎動

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日常移動でマイル獲得、JAL・ANAが新サービスに触手
飛行機への搭乗だけでなく、電車、バス、さらには徒歩に至るまで、あらゆる移動で「マイル」がたまる全く新しいポイントプログラム「Miles(マイルズ)」が日本で始まる。コロナ禍で旅行や出張の需要が落ち込んでいる大手航空会社に…
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メルカリ、「フリマアプリ」からの脱皮
フリマアプリのメルカリの子会社ソウゾウは10月7日、新サービス「メルカリShops」の本格運用を始めた。これまで個人間の取引がメインだったメルカリで、事業者の出店を可能にした。月間利用者数が2000万人を超える中、再成長…
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「マッチョなDX」ではなく「温かいDX」を
日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)の司令塔となるべく動き出したデジタル庁。山積する課題を前にどう立ち向かうのか。デジタル庁で国際戦略総括を務める座間敏如氏に、DXを進めるために重要なポイントについて話を聞いた…
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デジタル時代も、お金のプライバシーは守る 鈴木元財務副大臣に聞く
政府のデジタル改革により、銀行口座を登録した人に給付金を速やかに出せる仕組みはできつつある。ただ、いつ誰を対象として予算規模をどうするか、個人データの取り扱いをいかに統制するかなどは政治判断にかかっている。元財務官僚で財…
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個人データの流通阻む「2000個問題」、SOMPOは介護・医療の協力期待
全国で個人情報保護ルールがいくつも存在し、地域間で融通しづらい「2000個問題」。個人向けサービスを改善する際、ここで個人情報の壁にぶち当たる。これから進む制度改正や政府のガバメント・クラウド構築は、こうした課題を解決で…
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総合職をIT人材に、クレディセゾンの育成術
デジタル庁を発足した行政、変革を目指す大企業、成長を急ぐスタートアップなどあらゆる組織がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めようと、デジタル人材を求めている。新卒学生に1000万円もの高額年収を提示する例も出て…
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創業135年のカクイチがSlackを導入したら課長職が不要になった話
創業135年の老舗企業、カクイチ(長野市)はファクスと電話がメインの連絡手段という超アナログ企業だった。ビジネスチャット「Slack」を導入したら、翌年、課長職が不要になってしまった。
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「時間を奪う」と悪者扱いの電話、それでも残るからこそのDX
チャットやオンライン会議システムなど様々なコミュニケーションツールが増える中、存在感が薄れがちな電話。進化が止まった「枯れた技術」とみなされがちで、最近は「強引に相手の時間を奪う」と悪者にされる場面も少なくない。しかし実…
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富士フイルムはインドに健診センター、アジアに学ぶ日本のDX
インド南部の主要都市、ベンガルールの目抜き通り。富士フイルムが今年2月に開業した健康診断センター「NURA」で、医師の診断を支援する人工知能(AI)の実証実験が進められている。
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登録12億人のインド版マイナンバー グーグル元技術者と共に「全員IT」
日本の約11倍もの人口を抱えるインド。大都市でも道路に牛やラクダが歩く牧歌的な風景を残す一方、IT大国としての実力はだてではない。米国のGAFAで活躍してきたワールドクラスのエンジニアらが、自国にUターンして技術開発を担…
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バラマキより「あなたに給付金」 デジタル庁、所得データの壁破る
国内総生産(GDP)比で約270%という政府債務を抱えた日本。新型コロナウイルス対策で赤字国債を出さざるを得ないが、闇雲に「薄く広く」とお金をばらまいても無駄になってしまう。ところが「いったい誰を支援したらいいのか」を把…
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デジタル庁発足で見た紙と汗、岸田新政権で成果は出せるか
1年あまり続いた菅義偉政権の成果の1つがデジタル庁の設立だ。諸外国と比べデジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れが指摘されている中、新たなに首相に就任した岸田文雄氏は改革を加速させることができるのか。9月1日のデジ…
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フェイスブックも注目するメタバース、鍵はゲームコンテンツ
「メタバース」と呼ばれる仮想空間への関心が高まっている。デジタル空間でキャラクター(アバター)を操り、ゲームやプレーヤー同士の交流を楽しんだり、現実世界のようにコンサートを開いたりと活用法が広がっている。日本でも経済産業…
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「ワンオペ情シス」の壁を壊せ、ラクスルやマネフォが新サービス
コロナ禍でリモートワーク化が進む一方で、業務が集中するのが情報システム(情シス)担当だ。3割の企業が情報システム担当が1人以下という「ワンオペ」状態だ。属人化する業務の改善に向けたサービスが生まれつつある。