DXの目標は「顧客の便益」

細田:お二人に質問させていただきます。DXは何を目標にすればいいのか分からないという声があります。トラスコ中山は「在庫ヒット率を1つの重要指標にしている」とのことですが、なぜでしょう。

数見氏:在庫を持つ会社の場合、在庫回転率などをKPI(重要業績評価指標)にする例が多い。投資家目線では大事かもしれませんが、顧客にとってはまったく関係がない。顧客目線で、すべき取り組みを考えることが重要で、それを評価する指標の1つが在庫ヒット率でした。

細田:在庫ヒット率は、かなり早くから意識してきた指標なのでしょうか。

数見氏:DXという言葉が生まれる前、十数年前から目標にしています。CXは、カスタマーのCであり、コーポレートのCでもあります。同じCでも顧客が大事で、それを実現するためにDXがあります。

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