シリーズ
仕事とわたし 新しい働き方のカタチ

101回
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社長と対話したある就活生の決断 「御社と一緒に成長したい」
終身雇用が揺らぎ、若者の「就社意識」も薄れゆく中、就活の在り方は変わらざるを得ない。大切なのは働き手も企業も成長すること。未来を見据えて出会いの仕組みをつくり直そう。
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替え玉受験で有罪判決も 就活は「化かし合い」、晴れぬ不信の闇
新たな就活スタイルが生まれても、皆がすぐに行儀良く振る舞うようになるわけではない。選考テストでは学生による不正がはびこり、企業は危うい人材のあぶり出しに躍起だ。本音と建前が交錯する「化かし合い」が積み重なり、相互不信の闇…
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新人が取締役に 社員の希望かなえるサイボウズ社長の型破り人事術
業務用クラウドサービス「キントーン」(Kintone)を手がけるサイボウズは、新入社員を取締役に抜てきしたという型破りな人事戦略で知られる。ベテランになっても現場と管理職を行き来できる自由なキャリアパスも特徴だ。どうやっ…
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Z世代争奪戦に勝つ ソニー・富士通、人事改革で魅力ある会社に
仕事を通じた「自らの成長」を重視するZ世代の人材を引き付けるには、何が必要なのか。働き手が常に出入りする現代の状況を受け入れ、人事制度の改革を重ねるソニーグループと富士通の事例を見る。東大の柳川範之教授など有識者は曖昧な…
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就活生座談会:変わらぬ金太郎あめ採用 AI面接「フェアじゃない」
「Z世代」の優秀な学生を引き付けるには、まずは相手を知ることから。日経ビジネスは匿名を条件に、就活生の座談会(国際比較のため海外出身の留学生を含む)を開いた。大量就職時代からなかなか変わらない企業の新卒採用の在り方や人事…
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「キチョハナカンシャ」に萎える就活 Z世代「定年まで働く」22%
かつての「企業が学生を選ぶ」という関係から、お互いの相性を探る関係になってきた。Z世代の優秀な学生が求めているのは、企業が入社後のキャリア像を提示することだ。同じ会社で勤め上げる「就社」意識は低く、転職も見据えたスキル獲…
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新卒学生にエージェント? 御社はZ世代の流儀を知っていますか
企業に提出するエントリーシート(ES)をせっせと書き、やや盛り気味の「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)」エピソードを携えて面接に挑む──。学生たちはそんな旧態依然とした就活に反発し、新たな作法で内定獲得へ動き始めた。…
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[新連載]Z世代の就活 選ぶのは学生「共感できる会社に入りたい」
初々しいスーツ姿の大学生がオフィス街を行き交う季節。新型コロナウイルス下で学生生活を送った彼らの就職活動は、かつて同じ道を歩いた親や先輩たちのそれとは様変わりした。学生の価値観は多様化し、それぞれの物差しで企業を測る。「…
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川本裕子・人事院総裁「官僚の週休3日制」に込めた改革の決意
人事院の川本裕子総裁は、希望する国家公務員が「週休3日制」を選択できるよう、法改正を目指す背景について語った。勤務時間の総量は減らさず、フレックスタイム制度を使うことで、全職員が平日でも休みやすくなるよう環境を整備する考…
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パートの73%が就業調整 「年収の壁」見直しを訴えるライフ社長
今年の春闘は大企業を中心に「満額回答」が相次ぎ、長く低迷していた日本の賃金に上昇の兆しが見えてきた。転機が訪れているのは正社員の賃金ばかりではない。小売りやサービスなど、女性を中心としたパートを多く抱える業界は春闘に先駆…
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「年金基金は起業家にもっと資金供給を」 日本総研・翁百合理事長
スタートアップの資金調達額で男女格差を改善するには、ベンチャーキャピタル(VC)の資金源を厚くすることも重要だ。日本総合研究所の翁百合理事長は、年金基金がスタートアップを含めたオルタナティブ投資をもっと増やすべきだと説く…
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女性起業家をフェアな厳しさで育成 SHEとANRIのバランス感覚
投資ラウンドを重ねてスケールアップしている一部の女性起業家は、ベンチャーキャピタル(VC)と緊張感のある健全な関係を築き始めた。一方、米国でVCと補完関係にあったシリコンバレーバンク(SVB)が破綻し、日本でもリスクマネ…
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「出産は契約違反になるの?」不安を抱える女性起業家に支援の動き
女性起業家が妊娠・出産すれば事業スピードが一時的に落ちてしまうとして、資金調達の壁となっている現状を放置していいのか。このモヤモヤを打ち消そうと、積極的に動く起業家やキャピタリスト(投資担当者)が増えつつある。日本のスタ…
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女性起業家のファイナンス「悲劇的に困難」 金融庁チームの焦燥感
女性起業家の資金調達は「悲劇的に困難な状況」と指摘した金融庁の報告書が波紋を呼んでいる。企業内で女性の昇進を阻む「ガラスの天井」と同様に、スタートアップの世界にも資金調達における男女間格差が存在すると指摘した。背景にある…
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いでよ女性リーダー キャリアアップ意識を高めるのは上司の役目
東証プライム上場企業の女性社内役員が全体の2%未満という数字が示すように、日本企業には女性の昇進を阻む「ガラスの天井」がなお歴然と存在している。リーダー層で女性が増えなければダイバーシティーを果たしたとは言えず、男女の賃…
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日立と富士通、ジョブ型が女性活躍推進 もう昇進も昇給も諦めない
なぜ、育児か仕事かの二者択一にならざるを得ないのだろう――。出産後に男性と同じように働けず、昇進・昇給が遠のく「マミートラック」を選ぶ女性は多い。だが、一人ひとりが主体的にキャリアを形成していくことが前提の「ジョブ型」な…
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NTTもグリコもあなたの会社も 育児中だって女性は昇進できる
NTTでは今、グループの約4万人が「勤務場所は社員の自宅」として働いている。新型コロナウイルス禍をきっかけにリモートワーク推進に大きくかじを切り、育児との両立に焦りや不安を抱えながら働いてきた女性社員の労働環境は劇的に改…
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女性の推定年収ランキング 年収アップ額首位は「セールスフォース」
日経ビジネスが社員口コミサイトを提供するオープンワーク(東京・渋谷)の協力を得て、女性の年収に関するランキングを作成したところ、総合商社や外資系企業が上位を占めた。25~40歳までの「年収アップ額」では、不妊治療などの支…
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企業も国も主婦優遇を過去の話に 昭和女子大・八代特命教授に聞く
男女間格差を示す「ジェンダー・ギャップ指数」が主要先進国で最低水準の日本。昭和女子大学の八代尚宏特命教授は「企業も国も、経済環境に合わない専業主婦優遇を続けた結果、女性の働くモチベーションを奪った」と断じる。企業は配偶者…
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日生、営業職5万人の給与財源増 「組織を維持できなくなる前に」
女たちの賃上げの波は、現場の正社員にも広がっている。日本生命保険は約5万4000人に達する正規の営業職員の給与財源を7%程度引き上げることを決めた。人口減が加速する中、営業職員が長く安定して活躍できる体制を整え、組織の維…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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