B:うちのほうでも、これまで対面営業をやっていた若い人が未経験OKのエンジニア職に転じるなど、スキルを追求した転職をする人が増えています。最近は転職相談中に「資格を取ろうかと思っている」という相談を受けることもありますが、コロナ下で求人は即戦力を採りに行く体制にシフトしました。資格を取得しても実質的には転職には直結しづらいとお伝えしています。

SNSやキャリア教育で仕事選びが多様化

転職先の選び方が多様化しているのはなぜでしょうか。

SNSなどで知り合いの働き方を目の当たりにすることも増えてきた(写真:PIXTA)
SNSなどで知り合いの働き方を目の当たりにすることも増えてきた(写真:PIXTA)

B:私は2000年前後から人材業界にいますが、学校なども含めてキャリア教育をしっかりするようになったのはここ最近。そういう人が転職市場に出てきているので流動性が高まっているのではないでしょうか。今の若い人は知人のSNSも見て、いろんな働き方のパターンを知っていますよね。だから大企業に行った時に「ぬるい!」と思ってしまうこともあるのかもしれない(笑)

 最近では転職だけではなく副業という選択肢もあります。大手電機メーカーにいる20歳代後半の男性のケースですが、海外の新規事業開発を担当していましたが、意思決定が遅いためやりがいを感じられず、副業をすることで経験を積んでいます。許可する会社も増えてきたので、しっかりした基盤を持ちつつ、副業をするのは一つの選択肢ですね。

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