A:数は多くないですが、学歴も良く成長志向も高い一部の層で大手からベンチャーへ、といったニーズが顕在化してきています。子育てや介護などのライフイベントが少ない20歳代においては、一定量をこなしながら成長するために、こちらとしても成長実感を重要視した転職先選びを勧めています

コロナ下で仕事が落ち着いた人もいて、自分のキャリアについて改めて考えるタイミングでもあったのかもしれませんね。

A:そうですね。終身雇用制が崩壊し、会社に守ってもらえるわけではないので、長期的に自分が“幅広く通用する人材”にならないといけない、と考える人が増えています。これまでは残業時間の少なさや休日の多さで選ぶ方が多かったのですが、裁量があり頭を使った仕事をしたい、という希望を持つ方も増えてきましたね。

新社会人の転職サービス登録は10年で 二十数倍に

C:私の周りでは「ゆるブラック」企業を避ける理由で転職した人は、第二新卒に多いと感じます。4月に入社した新入社員が「イメージと仕事内容が違った」「制度はいいけど、仕事内容は物足りない」と夏ごろに転職活動を始めるケースが増えています。

B:それは感じますね。とある転職サービスでは、新社会人が入社直後に転職サービスに登録した件数は10年前と比べて二十数倍に増えたようです。

C:そんなに多いんだ。

見極めが早いですね(笑)。具体的な職種の変化などはありますか?

対面営業をしていた人がエンジニアとして転職することも(写真:PIXTA)
対面営業をしていた人がエンジニアとして転職することも(写真:PIXTA)

C:エンジニア未経験の募集も増えていて、将来性を考えてまったく別の業界からITエンジニアになる人もいます。エンジニアの研修をして各企業に派遣する仲介会社もあります。

次ページ SNSやキャリア教育で仕事選びが多様化