リスキリング(学び直し)、越境学習……。くすぶる50代を活性化しようという取り組みが盛んだ。「飼い殺し」は雇い主にとっても、働き手本人にとっても不幸の種でしかない。人生100年時代が現実になる中、50代でも学びと気付きが生きる糧となる。

■連載予定(タイトルや回数は変わる可能性があります)
くすぶるな50代 ミドルと会社すれ違い、継続雇用イヤ7割
・グーグルなどリスキリングで連携 育てイノベーション人材50万人(今回)
・ブリヂストンやみずほ、ミドルを磨く 越境学習や兼業で経験開花
・元富士通SEはビール造りに手応え ライフシフトで夢に挑む50代
・故郷の町おこしに奮闘する元電通マン 古巣や元同僚が挑戦を後押し
・50代で起業塾に入門 更年期の女性支援、働き続けて社会に恩返し
・50歳で大学学長に 元ベンチャー経営者、人生の意義を見つめ直す
・ライフシフトの出発点は自分発見 悩むミドルの心のブレーキを探る
・赤坂の紫乃ママが説くミドルのスキル 生涯現役へ人の輪を広げよ
・「物価上昇」知る50代の活躍、消費活性化にも意義 識者に聞く

 「リスキルから就業まで一体的に提供され、企業にミドルレベルのデジタル人材が増えます」

 6月16日に東京都港区で開かれた、官民が連携して労働者のリスキリング(学び直し)を支援する団体「日本リスキリングコンソーシアム」の設立イベント。登壇した経済産業省の藤田清太郎・商務情報政策局IT戦略担当審議官は、40~50代の活用に対する期待を語った。

日本リスキリングコンソーシアムの設立イベント。海外では官民が連携してリスキリングを推進するのが常道で、日本でもこうした機運が高まってきた
日本リスキリングコンソーシアムの設立イベント。海外では官民が連携してリスキリングを推進するのが常道で、日本でもこうした機運が高まってきた
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 政府は今年の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)と、岸田文雄首相が掲げる「新しい資本主義」の実行計画で、「人への投資」に重点を置いた。2024年度までの3年間で4000億円を投じる。テーマに据えたのは、社会人のリスキリングや成長分野への労働移動、兼業・副業の促進、生涯教育の環境整備などだ。

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