パソナグループが本社機能の移転を進める兵庫県の淡路島で、座禅などを体験できる新たなサービスを事業化した。禅にヨガを融合した独⾃の瞑想(めいそう)プログラムを開発、宿泊施設も併設して集客を始めた。新型コロナウイルス禍を経て従業員の「ウェルビーイング」(⼼⾝の健康や幸福)に気を配る企業が、団体で利⽤するケースも増えている。現地を訪れ新たな「禅」のサービスを体感、人気の理由を探った。

 地上からの高さが最大14メートルあるウッドデッキの上で座禅を組み呼吸を整える。ウッドデッキは全長100メートルと長大で、視界を遮るものは柱くらいしかない。視線の先と眼下に広がるのは緑豊かな森。心地よい風が吹き抜け、どこからか小鳥たちのさえずりが聞こえてくる。

全長100メートルと長大なウッドデッキからは豊かな自然を見渡せる(写真=下:行友 重治)
全長100メートルと長大なウッドデッキからは豊かな自然を見渡せる(写真=下:行友 重治)

 ここは淡路島の北部、淡路市の山沿いの一角にある「禅坊 靖寧(せいねい)」。パソナグループと子会社のawajishima resort(兵庫県淡路市)が、4月末にサービスを始めた禅の体験施設だ。建築界のノーベル賞ともいわれる「プリツカー賞」を受賞した世界的建築家、坂茂氏が設計を手掛けた。

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