シリーズ
仕事とわたし 新しい働き方のカタチ

89回
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「出産は契約違反になるの?」不安を抱える女性起業家に支援の動き
女性起業家が妊娠・出産すれば事業スピードが一時的に落ちてしまうとして、資金調達の壁となっている現状を放置していいのか。このモヤモヤを打ち消そうと、積極的に動く起業家やキャピタリスト(投資担当者)が増えつつある。日本のスタ…
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女性起業家のファイナンス「悲劇的に困難」 金融庁チームの焦燥感
女性起業家の資金調達は「悲劇的に困難な状況」と指摘した金融庁の報告書が波紋を呼んでいる。企業内で女性の昇進を阻む「ガラスの天井」と同様に、スタートアップの世界にも資金調達における男女間格差が存在すると指摘した。背景にある…
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いでよ女性リーダー キャリアアップ意識を高めるのは上司の役目
東証プライム上場企業の女性社内役員が全体の2%未満という数字が示すように、日本企業には女性の昇進を阻む「ガラスの天井」がなお歴然と存在している。リーダー層で女性が増えなければダイバーシティーを果たしたとは言えず、男女の賃…
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日立と富士通、ジョブ型が女性活躍推進 もう昇進も昇給も諦めない
なぜ、育児か仕事かの二者択一にならざるを得ないのだろう――。出産後に男性と同じように働けず、昇進・昇給が遠のく「マミートラック」を選ぶ女性は多い。だが、一人ひとりが主体的にキャリアを形成していくことが前提の「ジョブ型」な…
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NTTもグリコもあなたの会社も 育児中だって女性は昇進できる
NTTでは今、グループの約4万人が「勤務場所は社員の自宅」として働いている。新型コロナウイルス禍をきっかけにリモートワーク推進に大きくかじを切り、育児との両立に焦りや不安を抱えながら働いてきた女性社員の労働環境は劇的に改…
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女性の推定年収ランキング 年収アップ額首位は「セールスフォース」
日経ビジネスが社員口コミサイトを提供するオープンワーク(東京・渋谷)の協力を得て、女性の年収に関するランキングを作成したところ、総合商社や外資系企業が上位を占めた。25~40歳までの「年収アップ額」では、不妊治療などの支…
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企業も国も主婦優遇を過去の話に 昭和女子大・八代特命教授に聞く
男女間格差を示す「ジェンダー・ギャップ指数」が主要先進国で最低水準の日本。昭和女子大学の八代尚宏特命教授は「企業も国も、経済環境に合わない専業主婦優遇を続けた結果、女性の働くモチベーションを奪った」と断じる。企業は配偶者…
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日生、営業職5万人の給与財源増 「組織を維持できなくなる前に」
女たちの賃上げの波は、現場の正社員にも広がっている。日本生命保険は約5万4000人に達する正規の営業職員の給与財源を7%程度引き上げることを決めた。人口減が加速する中、営業職員が長く安定して活躍できる体制を整え、組織の維…
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「今年の春闘を変革点に」 UAゼンセン会長が語る賃上げと年収の壁
パートの賃金を引き上げる動きが広がり、政府もパートに就業調整を強いてきた「年収の壁」の見直しに動き出した。「これからは働く側が企業を選ぶ時代になる。パートの位置づけは変わりつつある」――。短時間で働く女性組合員を多く抱え…
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年収の壁は撤廃を 連合会長が激白「このままでは企業がもたない」
岸田文雄首相が男女の賃金格差の元凶とされる「年収の壁」の見直しに言及した。この税と社会保険の大改革は、女性のキャリアアップ意識と賃上げ効果を同時に高める。連合の芳野友子会長は日経ビジネスの取材に応じ、「性別にこだわってい…
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[新連載]イオン、パート7%賃上げの衝撃 人件費はコストでなく投資
イオンなど流通大手が相次ぎ、女性を主力としたパートへの大幅な賃上げを打ち出している。人手不足対策に加えて、彼女らの経験や知恵で厳しい競争に打ち勝つ狙いだ。人件費はコストでなく投資――。イオンの渡邉廣之副社長は「今回の賃上…
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2024年卒の採用 「スカウト型」活用が企業の3割、主戦場に
2024年春に卒業する大学生らへの企業説明会が3月に解禁され、採用活動が本格的に始まった。企業は新型コロナウイルス禍の影響から回復し、採用意欲を高めている。目立つのは、学生に直接連絡を取る「スカウト型」と呼ばれる手法。各…
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増える「フリーランス」の不動産営業 働きづらさの解消に一石
フリーランスで不動産営業を行う「エージェント」が日本でも増加中だ。不動産会社と業務委託契約を結ぶ、いわゆるフリーランス。身体的、精神的タフネスさが必要とされてきた日本の不動産営業職のイメージに一石を投じる。
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副業で「先生」に 硬直性の高い教育現場に外部人材
政府による副業支援が追い風となり、副業プラットフォームへの登録が加速度的に増えている。副業の目的や方法が多様化する中、これまで閉鎖的といわれてきた学校教育の現場でも、民間人材の受け入れが広がっている。学校教育に革新は起き…
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社員の頑張りを副業解禁でごまかすな 大和証券グループ鈴木茂晴氏
働き方改革の先駆者として知られる大和証券グループ本社・名誉顧問の鈴木茂晴氏。しかし、副業制度については異を唱える立場を取る。その真意を鈴木氏が聞いた。
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副業制度を生かすも殺すも企業次第 人材流動化時代のあるべき姿は
個々の企業内で人材の最適化を図ろうとする仕組みは限界を迎えている。副業が、制度疲労を起こしている日本の人材活用法を突き崩す足がかりになるのは確実だ。一方で「自己成長」「キャリア自律」を免罪符に企業は雇用責任をうやむやにし…
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副業で地方再生「福山モデル」 異業種10人採用から進化
地方自治体による副業人材の採用が積極化している。副業人材活用の先駆けとなったのが、広島県福山市だ。2017年に兼業・副業限定で民間のプロ人材の公募を開始。自治体の副業人材活用で「福山モデル」と呼ばれる仕組みをつくった。
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月給4万円でプロ人材 都市部の副業人材が地方中小企業を救う
人手不足に悩む地方の中小企業にとって、副業人材は救世主となりそうだ。都市部の大手企業に勤める人を招き、知見を生かす仕組みができつつある。柔軟に働く副業人材が、日本経済の再成長を導く。
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やり手副業家のお手並み拝見! 3人の副業成功者を直撃
何をやっている? 稼いでる? スケジュールは? 収入増もやりがい向上もキャリアアップも華麗に実現している副業家3人に直撃取材した。
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「サラリーマン副業家」の税金 雑所得問題 どうする?
会社員が副業する際に気を付けたいのが税金。課税の仕組みは働き方や所得の種類によって異なる。パートやアルバイト、本業の勤務先以外で給与を得ている場合は、副業の額面の給与収入が20万円超の場合、確定申告が必要になる。副業の給…
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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