性的少数者(LGBTQ+)の割合はおよそ10人に1人といわれ、比率でいうと左利きの人と同程度である。それくらい、当たり前で普通の存在。にもかかわらず、現状の制度では男性と女性が結婚し、子どもを産む「標準世帯」の考え方にとらわれている。家族や性の在り方が大きく変わりつつあるなか、今の日本はこのまま突き進んでハッピーになれるのだろうか。
LGBTQ+を考えることは何も社会貢献のためなどではなく、みんなが生きやすくなるための道の一つ。ビジネスの現場で求められる経営判断のスピードは上がるなか、LGBTQ+を含めた様々なバックグラウンドを持つ人材がいるからこそ、企業としての競争力の源泉にもなり得る。あなたの隣で起こっているジェンダー革命を追いかける。(写真:miakievy / Getty Images)