缶コーヒーという枠を超えて「働く人の相棒」という地位を得たサントリーの「BOSS」。参考記事:サントリーBOSS、夜討ち朝駆けで上り詰めた「働く人の相棒」の地位

 消費者ニーズを捉えた機動的な商品開発を支えているのが、神奈川県海老名市にある自家焙煎(ばいせん)ならぬ自社焙煎工場だ。焙煎時の温度などを自由自在に調整でき、作れるレシピ数は無限大。生産効率も高く、鮮度の高い商品の出荷にも一役買っている。

 小田急線海老名駅(神奈川県海老名市)から車を約15分走らせると、小豆色に包まれた工場が見えてくる。サントリーグループでコーヒー焙煎や清涼飲料エキスの開発・生産を担うサントリーコーヒーロースタリーの本社・海老名工場だ。敷地内に足を踏み入れると、早速コーヒーの香りが漂ってくる。

 同社の焙煎工場としては大山厚木工場(同厚木市)に次ぐ2カ所目で、2018年に稼働を開始。BOSSに使うコーヒー豆の加工のほか、新商品の試作もしている。

 「フルパワーになったときの性能は抜群なんです」。品質開発戦略部の南善清部長がこう紹介してくれたのが、工場内でひときわ存在感を示す大型の高機能焙煎機だ。

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