「この半年間で、4~5人の後輩から業界のことを尋ねられた。再生可能エネルギーの分野で活躍したいと考える学生は増えている」

 昨年春、再生エネ事業を手掛けるレノバに入社し、発電所の開発業務に携わる當間由佳さん。入社後、学生向けの就職説明会に参加していて感じるのは、自身の就職活動の際にはなかった再エネ市場への関心の高まりだ。「再エネの時代がいつか来ると思っていたが、これほど早いとは」。急な変化に當間さんは驚く。

昨年レノバに入社した當間由佳さん。入社後1年間は、同社が洋上風力の開発を計画する秋田県の由利本荘市に赴任した(写真:北山宏一)
昨年レノバに入社した當間由佳さん。入社後1年間は、同社が洋上風力の開発を計画する秋田県の由利本荘市に赴任した(写真:北山宏一)

2010年代後半から売り手市場に

 異業種の人材も再エネ市場に関心を寄せている。今年7月にレノバに入社したのは、20年以上、三菱重工業に在籍していた吉田昌弘さんだ。三菱重工に入社して約10年後の2006年に、初めて風車の製造に携わった。その後、風力発電機で世界最大手、デンマークのヴェスタスとの合弁会社に出向、欧州の風力市場の成長を身近に感じてきた。「以前は供給側だったが、開発全体に携われることに魅力を感じた」と転職の理由を説明する。

 レノバにはメーカーだけでなく、大手電力会社や総合商社、金融機関、中央省庁など多様な分野から人材が集まっている。ただ、それ以上のスピードで業界全体の人材需要が高まっており、採用側は気が抜けない。

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