「2050年にカーボンニュートラル」の目標は、今までの延長線上では達成できない。産業活動やインフラなどで、これまでの常識を覆す技術的ブレークスルーが必要だ。製鉄、人工合成素材、半導体、微生物発電……。日本企業が取り組む画期的技術開発を紹介する。第1回は日本製鉄の水素還元製鉄。

日本製鉄は今後、商業用の高炉で水素還元製鉄の実証試験を始める予定。試験高炉の成果を反映してこれから操業条件などを詰める。
日本製鉄は今後、商業用の高炉で水素還元製鉄の実証試験を始める予定。試験高炉の成果を反映してこれから操業条件などを詰める。

 東京湾岸沿いにある日本製鉄の中核生産拠点、東日本製鉄所の君津地区。「次はこんなでかい商業炉に挑むのか」。技術開発本部プロセス研究所の熊岡尚・試験高炉プロジェクト推進部長はこのところ、試験高炉の近くにそびえる巨大な第4高炉を見上げるたび、背筋が伸びる思いになる。

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