長期・積立・分散投資が常に正しいとは限らない
過去には、投資を勧めてくるのは証券会社ぐらいしかなかった。ところが最近は銀行や郵便局も投資信託を販売しているので、あなたが持っている預金が満期になった時は投信を勧められることも多いはずだ。さらにブログやSNSが盛んになってきたことで、多くの成功体験を持つ投資ブロガーが情報を発信している。つまり昔に比べて比較にならないくらい投資へ誘引しようという圧力は強くなっているのだ。
そこで投資を始め、しかもそれがこの数年間、比較的うまくいっていることで、ますます投資の本質をよく理解しないままに投資をしている人が多いと感じる。
特に最近では「長期・積立・分散投資」を金科玉条のごとく信奉する人たちが増えてきており、これさえやっていれば長期的には損をすることがないとする主張が増えてきている。こうした投資手法は間違いではないし、多くの一般の人にとっては、比較的簡単にできて一定の効果があることは確かである。とはいえ、常に正しいというわけではない。
投資をおこなう上で必要なことは、
① 自分でリスクを取る勇気があること
② 自分の頭で考えること
③ 最低限の勉強をしておくこと
の3つである。
これは投資する人が持つべき心構えといっていいだろう。
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