スタートラインに立った時点で勝負は決まっている
「スタートラインに立った時点で、すでに結果は決まっている」。スポーツの世界では、よくそう言われます。それは本番までにどれだけ練習したかという意味もありますが、「どんな気持ちでスタートラインに立てるか」が勝敗のカギを握っていることを表しています。つまり、いかなる準備をして、メンタルを整えるか――。目に見えない「心の部分」が勝負の分かれ目だということです。
陸上400メートルリレーは、極限のスピードで走りながらバトンをつなぐという緊張感のあるレース。選手たちには高い集中力が求められる戦いです。歴代の日本男子チームはバトンパスの技術を「お家芸」と言われるほどに磨き、タイムを上げ、オリンピックや世界選手権でメダルを獲得してきました。
2008 北京五輪 2位
塚原直貴、末続慎吾、高平慎士、朝原宣治
2012 ロンドン五輪 4位
山縣亮太、江里口匡史、高平慎士、飯塚翔太
2016 リオデジャネイロ五輪 2位
山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥
2017 ロンドン世界陸上 3位
多田修平、飯塚翔太、桐生祥秀、藤光謙司
2019 ドーハ世界陸上 3位
多田修平、白石黄良々、桐生祥秀、サニブラウン・アブデル・ハキーム

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