GAFAと呼ばれる米IT大手が音声への投資を続けている。米グーグルや米アマゾン・ドット・コム、米アップルはテクノロジーとのインターフェースに音声を採用したスマートスピーカー市場をつくりあげ、米ツイッターやスウェーデンのスポティファイはポッドキャスト関連企業へ積極的なM&A(合併・買収)を仕掛けている。なぜこれだけ「音声」に世界の先端企業が注目しているのか。6月22日に発売された書籍『ボイステック革命 ~GAFAも狙う新市場争奪戦~』から一部抜粋・再編集してお届けする。
シリーズ
世界で巻き起こるVoiceTech革命

全5回
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聞こえ始めたVoiceTechの鼓動
米大手IT企業がそろって注目し続ける「VoiceTech(ボイステック)」。人間の「楽に情報を得たい」という欲求が行きつく、究極の形が「音声」だ。
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「音声」もGAFAに押さえられてしまうのか
米大手IT企業がそろって注目し続ける「VoiceTech(ボイステック)」。人間の「楽に情報を得たい」という欲求が行きつく、究極の形が「音声」だ。
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「クラブハウス」の狂乱が日本に残したもの
音声市場が成熟している米中と比べて、出遅れていた日本。一瞬で沈静化したClubhouse(クラブハウス)ブームだが、一気に「聴く習慣」が生まれた。出遅れていた分、音声市場の伸びしろは大きい。
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コンテンツ市場を「可処分時間」で見ているか?
コロナ禍で「耳」の争奪戦が過熱している。ポッドキャストもオーディオブックも、軒並み再生数を伸ばし、ユーザー数を拡大させている。パラダイムシフトが起こすボイステック革命に日本企業は気づけるか。
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NFTが音声市場の拡大を加速する
デジタルデータの真正性と所有者を明らかにする「NFT」の仕組みが音声市場にもたらす影響は計り知れない。最も「人」を軸としたメディアである音声コンテンツとの相性は極めて高い。
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全8回