コロナ禍が続き、採用活動もオンラインを活用することが一般化してきた。これ以上の変化は起きなさそうに感じられる新卒採用だが、23年卒の学生には明確な変化が起きている。新たな年の新卒採用戦線を前に、23年卒の学生たちの知っておくべき傾向を紹介する。

オンライン面談で、この質問はアウト

 対面の面接と比較すると、オンライン面接はどうしても学生の本質を見抜くことが難しい。例えば「今日はひどい雨ですね」といった何気ない雑談から学生の緊張をほぐすことがモニター越しではやりにくく、学生の本来の人柄を知ることなく、面接を終えてしまうことも多々あるだろう。

 だからといって、少しでもどんな人物か知ろうとするあまり、突っ込んだプライベートな質問をするのは今の時代はご法度。ご両親はどんな仕事をされていますか。結婚の予定はありますか。趣味は何ですか。尊敬する人物は誰ですか。

 これらの質問は、人権侵害にもつながる可能性すらあるため、採用面接で聞いてはいけない。そして、この「NG質問リスト」に今年、ある質問が追加される。

 それが「新型コロナウイルスワクチンは打ちましたか?」だ。

 面接でワクチン接種に関して質問することは、要らぬ誤解を生みかねない。とりわけ意識の高い学生に「この会社は、本来個人の自由であるはずのワクチン接種を、深い考えもなく社員に強要しようとしているのか。ちょっと人権意識の低い会社かもしれないぞ」といった印象を持たれてしまう恐れがあるからだ。

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