財布いらずは当たり前。もはやスマートフォンもクレジットカードも、取り出す必要がない。指輪をかざすだけで決済が完了する「スマートリング」が登場した。商品名は「EVERING(エブリング)」という。

指輪型のデバイス「エブリング」をカードリーダーにかざして決済する男性(左)
指輪型のデバイス「エブリング」をカードリーダーにかざして決済する男性(左)

 価格は、税込み1万9800円。正式発売は2021年9月とまだ先だが、この5月に3000個限定で先行予約販売したところ、わずか1日で完売。反響を受けて7月1日から再び先行予約を始めた。早くもガジェット好きの間では話題になっている。

 買い物などの決済時には、レジのカードリーダーに対して平行になるように指輪を近づけるだけ。指輪の内部には、近距離無線通信規格の「NFC」に対応したICチップを搭載している。カードリーダーが発する電波のエネルギーで必要な電力を起こすため、充電する必要はない。米アップルのApple Watchなどのスマートウオッチとは異なり、そもそもバッテリーすら内蔵していないシンプルな構造だ。

 なぜ、平行にかざす必要があるのか。それは「Visaのタッチ決済」を取り入れているからだ。

 サッカー日本代表の堂安律選手が登場するテレビCMをご存じの方も多いだろう。街中でリフティングをしながら「Visaで」と、売店の女性店員にVisaカードを差し出す。「タッチでどうぞ」と言われるがまま、カードリーダーにタッチして払う。平たく言えば、この決済シーンを指輪で再現したのがエブリングだ。だから、同じようにカードリーダーと平行に指輪をかざす必要がある。

指輪をカードリーダーと平行に近づけて決済する
指輪をカードリーダーと平行に近づけて決済する