
ノートをスマートフォンに入れて持ち運ぶ――。年間約1億冊を売り上げる「キャンパスノート」を展開するコクヨが2022年1月31日、「Carry Campus(キャリーキャンパス)」というスマホアプリをリリースした。
ノートのページを撮影するだけで保存し、いつでもアプリの中で見返せる。さらに取り込んだページを編集して自分仕様にアレンジできる。その編集機能は、文房具メーカーらしく多彩だ。
例えば「今だけペン」は、書いた字が3秒で消えるペン。繰り返し書いて覚える暗記学習に最適だ。覚えたい箇所に「暗記マーカー」を塗ったり、赤色の「暗記シート」で文字を隠したりすることも可能。暗記マーカーでチェックした回数は自動でカウントされる。
「閲覧ヒートマップ」を使えば、ページ内でよく見た箇所、見落とし気味の箇所がサーモグラフィーのように色分けされて一目瞭然になる。「マジックスポイト」は、文字の色を吸い取ると、その色の文字が見えなくなる機能だ。この他、音声を録音して再生したり、「OK」「花丸マーク」といったスタンプを貼ったり、ページの順番を並べ替えたりと、自在にノートを編集できる。
このアプリのもう1つの売りは「学習カレンダー」にある。英語、数学、化学など科目ごとにノートを作成し、テストの予定とひもづけることで、本番に向けて計画的に勉強を進められるようになっているのだ。
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