ガンダルフ・トランスフォーメーション

 「メガテック企業なら何をするか?」「もしジェフ・ベゾスが銀行をやるなら何をするか?」。そういう問いかけからスタートした自らのDXを、DBS銀行は「ガンダルフ・トランスフォーメーション」と呼び習わしています。

 ガンダルフ(GANDALF)とは、グーグル、アマゾン、ネットフリックス、アップル、リンクトイン、フェイスブックといったメガテック企業の頭文字にDBS銀行の頭文字Dを加えたものです。DBS銀行がこれらメガテック企業と肩を並べる存在になる、との決意の表れであることは、言うまでもありません。そして各社から次のような特質を学ぼうとしたのです。

G:グーグルのオープンソースソフトウエア志向
A:アマゾンのAWS上でのクラウド運用
N:ネットフリックスのデータを利用したパーソナル・レコメンデーション
D:DBSが「ガンダルフ」の“D”になる!
A:アップルのデザイン思考
L:リンクトインの「学ぶコミュニティーであり続ける」こと
F:フェイスブックの「世界中の人々への広がりを持つ」こと

 ちなみにガンダルフとは、映画「ロード・オブ・ザ・リング」に登場する魔法使いの名でもあります。「魔法のような力で銀行からテクノロジー企業へと刷新する」。そんな想いが込められているのかもしれません。

これが新しい未来図だ!

 DXの勝者となった企業が次に目指すのは、「グリーン=脱炭素」と「エクイティ=公平・公正」の実現――。テスラ、アップル、セールスフォース、ウォルマート、マイクロソフト、ペロトン、アマゾン、DBS銀行という注目8社を取り上げ、その強さの理由と未来へのグランドデザインを解説。著者の田中道昭氏が講師を務めて、日本を代表する45社以上が導入したセミナー「DX白熱教室」も収録しています。

田中道昭著、日経BP

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