安っぽい? 偉ぶらない?
敷地内に入る。南側の広場から見ると、建物の全景がきれいにフレームに収まる。完成予想図でイメージしていたよりも平べったい。



連載第1回で「安っぽいとの声が続出」と書いた木材のルーバーは、この辺りから認識できるようになる。「ルーバー」というのは、板状の素材を、隙間を空けて並べたもの。筆者は権威主義的でなくて良いと思うが、感じ方は千差万別のようだ。

このルーバーは、「日本が心を1つにする」という設計意図で、47都道府県から木材を調達してつくった。基本はスギで、スギが少ない沖縄県はリュウキュウマツを使った。

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