計画には願望が混じりがち
勉強に限らず、長期計画を「スケジュール」で考える人というのは多いですよね。
「10時から12時まで数学!」
「12時から13時まで昼休み!」
「13時から1時間で英語を終わらせる!」
……といった具合です。
しかしこれ、意外と非効率なんです。桜木先生も指摘する通り、事前に作ったスケジュールには願望が混じりがちで、うまくスケジュール通りにいかないということが多く発生します。突然のトラブルもありますし、気分の問題だってありますよね。「今は数学の気分!」ってときに、スケジュールが英語だったらやりたくないですし、単純に「気乗りしないな」ってこともあると思います。そして何より嫌なのは、そうやってスケジュール通りにいかなくなったとき、やる気も一気になくなってしまうことです。
だからといって、無計画に勉強してもダメですよね。じゃあ、どうしたらいいか。桜木先生は、コンビニのチェーン展開の方法にヒントが隠されているといいます。
「スケジュールを決めるな、ノルマを決めろ」というわけです。
長期計画はスケジュール式より、ノルマ式
いつまでに、これだけのことを終えるという、ざっくりしたノルマだけを決めておいて、細かいスケジュールまでは考えないようにする。こうすることで、毎日の気分に応じて勉強できますし、ノルマが終わったら遊んでもいいと考えると、やる気も湧いてきます。「今日は英語の気分! 一気にやって、早く終わったらゲームでもするか」と、のびのび勉強できるわけです。また、突然の用事が入って予定通りにいかなくなっても調整がきくので、やるべきことを着実に実行できます。
つまり、長期計画はスケジュールではなくノルマにした方が勉強ははかどる。
だとしたら、スケジュールを作る必要はなくなります。
必要なのは、ノルマを作るのに不可欠な「ToDoリスト」です。
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