他者の声にきちんと耳を傾ける素直さを持つ。他者からのフィードバックをきちんと受け入れる。これは人間性の問題でありながら、受験で成功するのに必要な非常に重要なポイントです。仕事で結果を出すのにもきっと必要ですよね。

 「頭がいい人」は、素直で謙虚でなければ結果が出せないことをわかっていますし、素直で謙虚だから学びが深まり、どんどん賢くなっていくのだと思います。

教育の世界で注目を集める「非認知能力」

 素直さや謙虚さというのは、ペーパーテストの点数では測れません。こういう能力を、教育学の世界で「非認知能力」と呼び、今、注目を集めています。一方で、テストの点数のように数値化ができる能力のことは「認知能力」と呼びます。

 非認知能力について研究する岡山大学の中山芳一准教授によれば、世界各国での研究から「非認知能力には、認知能力を支える役割がある」ことがわかっているそうです。つまり「非認知能力が高ければ、認知能力も高くなりやすい」ということですね。言葉を換えれば、受験勉強で結果を出すような「頭のよさ」も、やっぱり「人間性」に支えられているのです。

 今回は「頭をよくしたいなら、人間性を高めなければいけない」というお話でした。僕自身は、もともと人間性がよくない人間なので、自戒を込めてこんな記事を書かせていただきました。素直に謙虚に生きていきたいものですね。

 認知能力と非認知能力の関係についてご興味のある方は、中山准教授と僕の共著『東大メンタル』に詳しく書きましたので、ご参照ください。

マインドを変えれば、地頭力も上がる!

偏差値35から東大合格して、
『ドラゴン桜2』の編集担当になった僕が、
東大生に学んだメンタル・テクニック

東大生の地頭のよさは、
実は、4つの非認知能力に支えられています。

(1)「主体性」を持ち、
(2)「メタ認知力」を発揮することで、
自分の現状を把握し、さらに、
(3)「セルフコントロール」を働かせながら、
(4)「戦略性」を持って行動する。

このような心の習慣ができると、
「やるべきこと」に前向きに取り組めて、
学びがぐんぐん深まるのです。

みなさんも、僕と一緒に4つの壁を乗り越えて、やりたくないことでも結果が出せる、地頭力の土台をつくっていきませんか。

【1】「目的」の壁 ― やるべきことを「やろう」と思える主体性
【2】「やるべきことがわからない」の壁
   ― 自分がやるべきことを突き止めるメタ認知力
【3】「モチベーション」の壁
   ― やり始めたことを「やり続ける」ためのセルフコントロール
【4】「戦略」の壁
   ―「いいところまできたけど、あと一歩」を乗り越えるための戦略性

漫画『ドラゴン桜』の名シーンもたっぷり掲載。


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ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型

この記事はシリーズ「元・偏差値35東大生が考える「頭がいい人は○○が違う!」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。