パーフェクトを狙うから、頭がよくなる

 学校の小テスト、ちょっとしたメールや資料作り……そういうときでも全力を出し切る人、妥協を許さず、ある意味で自分に対する厳しさがある人が、東大生には多いです。逆に言えば、そういう常にパーフェクトを求めるような人のほうが、明晰(めいせき)な頭脳を得やすいのだと思います。

 「獅子は兎(うさぎ)を捕らえるにも全力を尽くす」ということわざがあります。これはクレバーな人であるほど、簡単な課題であっても全力で取り組み、素晴らしい結果を得ることの例えです。この言葉通り、まずは何事にも本気で取り組む姿勢を持っているほうが人生で成功するし、頭がいいのだと思います。

 今、タレントの小倉優子さんが早稲田大学合格を目指して受験勉強をしています。それを僕はチーム「ドラゴン桜」のメンバーと一緒に支援しています。テレビ番組(*)の企画です。

*「100%! アピールちゃん」(毎週月曜日午後10時、MBS/TBS系全国ネットで放送中)

勉強における暗記とは、スポーツにおける筋トレ

 僕らが考える、小倉さんの早稲田合格までの道のりは、こんなイメージです。

チーム「ドラゴン桜」が考えた、小倉優子さんの早稲田大学教育学部合格までの道のり
チーム「ドラゴン桜」が考えた、小倉優子さんの早稲田大学教育学部合格までの道のり
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 受験勉強の最初のハードルは、暗記です。3月ごろから勉強を始めた小倉さんに僕らは、6月までに「英単語1900語、難読漢字500語、古文単語600語」の暗記という課題を設定しました。

 暗記というと何かレベルの低い勉強であるように思う人もいるかもしれませんが、誤解です。暗記とは勉強における筋トレのようなもので、基礎的な知識の暗記を通じて、勉強を継続する基礎体力を鍛えるのです。こうした基礎の徹底こそが、志望校合格への最短ルートです。『ドラゴン桜』では、次のように説明しています。

『ドラゴン桜』第4巻・38限目「偏差値」(C)Norifusa Mita/Cork
『ドラゴン桜』第4巻・38限目「偏差値」(C)Norifusa Mita/Cork
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