「頭がいい人とそれ以外の人では、何が違うのだろう?」 ―― この問題に限れば、僕は人並み外れて、真剣に考えてきた自負があります。
こんにちは、西岡壱誠と申します。偏差値35から2浪で東大に合格した現役東大生です。
「頭がいい人の条件」というのは、多くの人にとって興味あるテーマではないかと思いますが、僕にとっては、ひときわ切実な問いでした。なぜなら、僕は偏差値35から東大を目指し、2浪で合格しています。受験生だった3年間、「頭がいい受験生とそうでない自分の違い」について、嫌でも深く考えさせられました。
東大入学後は、人気漫画『ドラゴン桜2』の担当編集の一員となり、何百人もの東大生に取材して、彼ら彼女らの勉強法や思考法などを調べてきました。現在、放送中のドラマ日曜劇場「ドラゴン桜」でも、「東大監修」として、脚本を監修したり、ドラマに登場する生徒たちが実践する勉強法を提案させていただいたりしています。
そのなかで、「頭がいい人の条件」について、自分なりに見えてきたことがあります。このコラムではその要点を凝縮して、コンパクトにご紹介していきたいと思います。ドラゴン桜の漫画やドラマと一緒に楽しんでいただけると、よりわかりやすいと思います。
今回のテーマは「分解力」です。東大生を観察してきて、僕が気づいたのは「頭のいい人は、分解して考える能力が高い」ということで、今日はこの「分解」ということについて、お話ししたいと思います。
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