やる気が出ないときには、文具を変えよう

 さて、次におすすめなのは文房具にこだわることです。小倉さんには東大卒の勉強法デザイナーで文房具の監修もしている、みおりんさんにお薦めの文房具を教えてもらうという授業をしました。東大生定番の握り心地がよくて書きやすいペンや、スマホに対応した単語帳ノートや暗記ペンなどテクノロジーを活用したもの、富士山型の消しゴムなど単純にかわいいものなど、さまざまな文房具を知っていただくことがよい刺激となったようでした。

テレビ番組「100%! アピールちゃん」(毎週月曜日午後10時、MBS/TBS系全国ネットで放送中)の企画で、受験勉強用の文房具を買い求める小倉優子さん
テレビ番組「100%! アピールちゃん」(毎週月曜日午後10時、MBS/TBS系全国ネットで放送中)の企画で、受験勉強用の文房具を買い求める小倉優子さん

 やはり勉強のモチベーションというのは、道具によって左右されます。きれいなペンを使っているほうがテンションも上がって勉強の効率が上がりますし、きれいに書けるノートを使っていると、後から見直すのが苦ではなくなります。なんとなく机に向かうモチベーションが上がらない、という人は文房具を変えてみるといいです。

 また、文房具とは紙とペンだけではありません。今やタイマーも勉強向きのものが販売されています。

 ちょっと脱線するのですが、僕はよく、「東大生って何時間くらい勉強してたんですか?」と聞かれることがあります。小倉さんにも同じことを聞かれました。「私は何時間勉強すれば早稲田大学に合格できますか?」と。

 この質問の答えが気になるという人は多いと思いますし、僕も受験生のとき、とても気になっていたわけなのですが、しかし実際に東大生になってみると、あまりこの質問に意味がないことに気付かされます。

「時間」を目標にしてはいけない

 だって、時間をかけたら合格できるのなら、浪人生はみんな合格しているはずです。それにもかかわらず、東京大学合格者のうち浪人していた人の割合は3割以下で、早稲田大学も学部にはよりますが合格者に占める浪人生の比率はだいたい2〜3割です。時間をかけている人が有利であることは間違いないと思いますが、「それがすべて」というわけではまったくないのです。

 だいたい、きちんと目標を立てて「集中して勉強しよう!」と思って1時間勉強するのと、ちょっと眠たい状態で「ちょっと数学でもやるかー」とか、ただガムシャラに目標も何も立てずに勉強する1時間とでは全然勉強の効率が違いますよね。

 仕事でもそうだと思います。ダラダラ仕事をして残業する人より、きちんと目標を立てて「今日1日でこれを終わらせよう!」と思って定時で仕事を終えている人のほうが効率はいいと思います。「毎日5時間勉強すれば合格できる!」というように時間で目標を立てるのではなく、「これだけの勉強を終わらせよう」と勉強の中身で目標を立てて、自分にノルマを課していくほうがいいのです。

 そんなときにおすすめなのが、タイマーを使うことです。勉強用に特化したタイマーやスマホアプリもあって、学習タイマー、スタディータイマーといった言葉で検索すればいろいろと出てきます。

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