合格に必要なのは、学力よりも「切実な動機」

 僕は今回、小倉さんの大学受験を支援することにしました。それは、小倉さんであれば合格できると思ったからではありません。

 企画がスタートしたときの小倉さんは、中学レベルの英語もできていない状態で、受験するのは来年2月。残り10カ月もありません。しかも、子育てもタレントとしての仕事もあるなかで、勉強に使える時間は、1週間に15時間程度。この条件で小倉さんに早稲田に合格してもらうというのは、「ドラゴン桜」と同じくらい大変なことだと思います。

 それでもお手伝いしようと思ったのは、小倉さんが変わりたいと考えていらっしゃったからです。小倉さん自身が、今の自分の状態から全然違う状態になりたいと考えていらっしゃったから、僕らがお手伝いすることできっと小倉さんの何かが変わると思ったから、僕は受験を支援することにしたのです。

 小倉さんには、3人のお子さんがいらっしゃいます。そして小学3年生の長男に勉強を教えようとしたとき、うまく教えられない自分に気づき、思わずハッとしたそうです。「子どもたちのためにも自分は今のままではいけないんじゃないか。もっと『頭がいい人』にならなきゃいけないんじゃないか」。そう思ったのだそうです。

 そういうふうに「今の自分の状態から全然違う状態になりたい」という切実な思いを持っていらっしゃったから、僕はお手伝いしたいと思いました。合格できるかどうか、ということではなく、きっとこの企画で小倉さんの何かが変わると思ったから、僕は受験を支援することにしたのです。

不合格でも、勉強した体験は必ずプラスになる

 受験も最後は、運の勝負です。実力とは別に運良く受かる人はいますし、運悪く落ちる人もいます。特に早稲田大学の問題は選択問題が多いので、当てずっぽうが当たるかどうかで明暗が分かれる局面もあります。もちろん僕らは小倉さんに「当たり前に合格できるレベルの実力」まで到達してもらいたいと思っていて、それは実現できると考えています。それでも運が悪くて落ちる可能性をゼロにはできないのが受験の世界です。

 けれど、どんな結果になったとしても、高い目標に向けて努力した体験は、その人の人生には必ずプラスなのです。頑張ったことが報われないわけはないんです。

 いかがでしょうか? 受験勉強に費やした時間は、無駄にはならない。必ず何かの糧になり、必ず生きるタイミングが来る。社会人になってそう感じている方も、多いのではないでしょうか。

 いつからでも遅いなんていうことはないのだと思います。みなさんにもぜひ、「自分のことを変えるキッカケ」を見つけて、努力を積み重ねてもらえればと思います!

マインドを変えれば、地頭力も上がる!

偏差値35から東大合格して、
『ドラゴン桜2』の編集担当になった僕が、
東大生に学んだメンタル・テクニック

東大生の地頭のよさは、
実は、4つの非認知能力に支えられています。

(1)「主体性」を持ち、
(2)「メタ認知力」を発揮することで、
自分の現状を把握し、さらに、
(3)「セルフコントロール」を働かせながら、
(4)「戦略性」を持って行動する。

このような心の習慣ができると、
「やるべきこと」に前向きに取り組めて、
学びがぐんぐん深まるのです。

みなさんも、僕と一緒に4つの壁を乗り越えて、やりたくないことでも結果が出せる、地頭力の土台をつくっていきませんか。

【1】「目的」の壁 ― やるべきことを「やろう」と思える主体性
【2】「やるべきことがわからない」の壁
   ― 自分がやるべきことを突き止めるメタ認知力
【3】「モチベーション」の壁
   ― やり始めたことを「やり続ける」ためのセルフコントロール
【4】「戦略」の壁
   ―「いいところまできたけど、あと一歩」を乗り越えるための戦略性

漫画『ドラゴン桜』の名シーンもたっぷり掲載。


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この記事はシリーズ「元・偏差値35東大生が考える「頭がいい人は○○が違う!」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。