鉄道車両向け空調装置などでの検査不正が発覚した三菱電機。競合の電機大手とは対照的に2008年のリーマン・ショック後も黒字を確保して「優等生」と呼ばれたが、同時に内向き志向が醸成されてきた可能性がある。

(写真:森田直樹/アフロ)
(写真:森田直樹/アフロ)

 三菱電機が検査不正に関する発表資料をメールで報道各社に配信したのは6月30日午後8時過ぎ。25日の経済産業省への報告より5日遅れた。29日午前に開催した株主総会でも事実を伏せた。一部報道があるまで公表しなかった理由を問うと、広報担当者はこう述べた。

 「顧客企業への説明が終わったら、公表する予定だった」

 同社によると7月1日時点でも顧客企業への説明は続いているという。

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