今回の中興の祖ランキングには名を連ねなかったものの、記憶に残る名経営者はまだまだいる。強力なリーダーシップで会社を大胆に変革し、急成長や窮地からの復活をなし遂げた人々だ。日経ビジネス記者が座談会形式で彼らの功績とエピソードを振り返る。

スズキの鈴木修氏(写真:森田直希)
スズキの鈴木修氏(写真:森田直希)

記者A:中興の祖といえば、スズキの鈴木修相談役が真っ先に思い浮かぶね。1978年から40年以上にわたって経営トップを務め、浜松の弱小メーカーを世界的な小型車メーカーへと育てた。80年代初め、誰よりも早くインドに飛び込んだ。今も現地では市場シェア約5割を持つトップメーカーとして君臨しているよ。

記者D:彼は、ベースは徹底した現場主義の人だ。15年ほど前、インドで修会長(当時)に密着取材したことがある。普通の経営者は取引先の部品メーカーを訪れても単なる表敬訪問ということが多い。だが彼は全然違っていた。

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