シリーズ
新型コロナと闘う「医療最前線」

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ワクチンを2回打った……その後の世界とは
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチンの接種が進んでいる。医療者や高齢者の接種にめどが付き、65歳未満の希望者への接種も進む。ワクチンを2回接種したら、コロナ前の社会に戻るのだろうか?
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米国で「3回目」のワクチン接種を受けた人々
自分の頭で考えるCritical Thinkingが、朗報を導くこともある。被験者の半分が、3回目接種にJohnson & Johnson社製ワクチンを接種していたというデータを見ると、「mRNAワクチンを打っても抗体が…
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ワクチン個別接種で薬剤と医療者の取り合い激化
各自治体で個別接種が本格的に始まろうとしている。各クリニックで接種に向けた準備が行われている。予約をどうするのか?ワクチンの搬入は?実際の運用、接種後の経過観察は?など決めなくてはいけないことが多く、接種に名乗りを挙げて…
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新型コロナワクチンの早期接種が「その街に住む価値」を高める
官僚組織にいる人は、ルールにのっとって効率的に処理しようとします。その結果、ルール通りに処理する力はみんなあるけど、ルールのもとにある問題解決、環境変化への対応力が損なわれるという話なんです。
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新型コロナワクチン接種は「優秀な」公務員に向かない仕事
自治体の仕事は、「中央から来た資料をしっかり読み込んで、誤らずにやる」ということになります。もちろん一から百まで資料ベースでできるわけじゃありませんが、そういう流れに近いんですよ。
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インド型の実態はどこまで分かったのか、最大の脅威は拡散スピード
日本でも、インドで初めて確認された新型コロナウイルスのデルタ株(B.1.617.2系統)の検出例が増えてきた。空港検疫での検出例は2021年6月18日時点で228例となり、国立感染症研究所のゲノム解析によって把握された国…
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ワクチン職域接種の担当者さんが「小金井メソッド」から学べること
実のところ、小金井市の医師会・市役所のように尊重してくださるところは少ないと思います。そして、これも非常に重要なことなのですが、医師会がリーダーシップを持って接種会場の運営に協力してくださっている。
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ワクチン接種を「機会」と捉えたイベント会社がやったこと
シミュレーションを経て信頼していただいて、「小金井市のワクチン接種を、1日でも早く終わらせる」ことが共通目標だよね、と、医師会、市役所の方と改めて確認しました。
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医療管理下にないコロナ関連死、多発の理由
新型コロナウイルス変異株の急拡散によって、感染者が爆発的に増えてしまった大阪。3月からの第4波からは、これまでになかったリスクが見えてくる。それは、「医療管理下にないコロナ関連死」の多発だ。大阪府ではこれまで第3波の1例…
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アストラゼネカのワクチンは本当に「ダメ」か
「安心・安全」という言葉の使い方が私は嫌いです。安全は科学で証明することができますが、安心はその人の感情で決まります。本来は概念が異なる言葉を連結して使うことで、世の中が間違った方向に向かっていくと私は懸念しています。
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ワクチン普及で「コロナ後の生活」が始まる米国
米国から見て、日本の状況はどう映っているのだろうか。以前は友人などから、「日本はうまく乗り切っているらしいね、ニュースで見たよ」と声を掛けられることもあった。それが今や、ニュースでも取り上げられないし、声を掛けられること…
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東京の第4波が第3波より落ち着いている理由
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)でも、今年始めの第3波ピーク時には、疑い患者や確定患者の搬送先が見つからないことが大きな問題だった。私自身、今年1月、介護施設で新型コロナのクラスターに対応した際、搬送先が見つ…
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高齢コロナ患者「入院順位下げメール」の是非
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の変異株による影響なのか、それとも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)第3波のときに安易に緊急事態宣言を解除したからなのかは議論があるが、大阪府などを中心に医療崩壊が現実…
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ワクチン接種、全力で攻めてこそ医者も市民も救われる
小金井市では7月頭には高齢者への接種にめどがつきます。6月下旬からは予約に余裕が出てくる医療機関もあるので、第3グループの接種をかぶせて並行させていきたいのですが、その分のワクチンを支給されるめどが立たず計画を進められま…
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町のお医者さんフル稼働、ワクチン接種「小金井メソッド」
小金井市は、高齢者約2万8000人のうち1回目の接種完了者がすでに3割を突破(全国平均は6%)。7月上旬までに高齢者の希望者への2回接種を完了し、一般への接種も開始できるという。「ワクチンさえ届けば週1万回接種が可能」(…