この記事は日経メディカル Onlineにコラム「木川英の『救急クリニック24時』」として9月2日に配信したものを再編集し、日経ビジネス電子版に転載しています。
8月下旬の首都圏では、必要な時に必要な医療を受けられる状態を維持できなくなってしまいました。当院が開いている救急クリニックの周辺での印象としては、もはや医療逼迫や災害級といった域を超えています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)はどの医療機関でも治療できるわけではありませんし、どの医師でも診ることのできる疾患ではありません。感染症専門医の先生はもちろん最前線で活躍されていますが、絶対数が少なすぎます。多くの医療機関で総合内科医や救急医が対応していると思いますが、それも少ない。そして、そうした医師をチームで支えるための看護師や臨床工学技士も当然誰でもいいわけではなく、経験や技術を持っている必要があります。
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この記事はシリーズ「新型コロナと闘う「医療最前線」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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