長引く新型コロナウイルスの感染拡大。首都圏だけでなく、全国でクラスターが発生し、大阪など「医療崩壊」の危機に直面する地域も目立っている。救世主として期待されるワクチンの大規模接種が始まり、コロナを克服するための闘いは佳境を迎えようとしている。
コロナ禍に立ち向かう医療の最前線に、日経ビジネスと、臨床医のための情報サイト、日経メディカル Online、医療経営の専門誌である日経ヘルスケア、製薬・バイオ分野の専門誌、日経バイオテクが迫る。(写真=共同通信)
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長引く新型コロナウイルスの感染拡大。首都圏だけでなく、全国でクラスターが発生し、大阪など「医療崩壊」の危機に直面する地域も目立っている。救世主として期待されるワクチンの大規模接種が始まり、コロナを克服するための闘いは佳境を迎えようとしている。
コロナ禍に立ち向かう医療の最前線に、日経ビジネスと、臨床医のための情報サイト、日経メディカル Online、医療経営の専門誌である日経ヘルスケア、製薬・バイオ分野の専門誌、日経バイオテクが迫る。(写真=共同通信)
2022年3月6日、東京マラソンが3年ぶりに「復活」する。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、この2年近くは様々なリアルイベントが中止や延期に追い込まれてきた。医療提供体制の逼迫度が高まる中で、不要不急のスポーツイベン…
「オミクロン株が“かぜ”っていうのは、どこの世界なんですかね」。コロナ病棟で患者の治療に当たっていたとき、付き添っていた看護師がこう言った。それにしても肺炎が多い。
米国では、新型コロナウイルスのオミクロン株の爆発的な感染拡大で、各地が医療崩壊に見舞われている。その主な理由は、人手不足だ。米疾病対策センター(CDC)は2021年12月末、一般の感染者の隔離措置を発症後10日から5日に…
新型コロナウイルスの検査拒否が増えている。最近は検査拒否どころか、「先週、発熱と咳があってコロナかと思ったんですけど、検査受けたらややこしいことになるでしょ。だから家から出ないようにして休んでたんです。そしたら治りました…
新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の登場をきっかけに、国内で感染拡大の「第6波」が起きる可能性もちらつき始めた。日本の備えは十分なのか。政府が11月12日に決定した第6波に向けた新型コロナ対策の「全体像」について…
新型コロナ禍で見えてきたことの一つは、国内のワクチン産業が海外勢に押される姿だ。ワクチン接種が進んだ影響もあって現時点では感染拡大を抑えられている日本だが、新型コロナワクチンの承認と必要数の確保に時間がかかり、接種開始が…
新型コロナ感染症向けの経口治療薬やワクチンの開発を急ぐ塩野義製薬。手代木功社長の視線は、いつか来る次のパンデミック(爆発的感染)を捉えている。国のワクチン備蓄についても司令塔の不在を解消するよう提言する。
新型コロナの感染者数が激減した日本。徐々に日常を取り戻そうとしているが、手を緩めてはいけない分野がある。治療薬やワクチンの開発だ。ワクチンによる予防効果が時間の経過とともに減衰することも分かってきた。新型コロナとの闘いの…
新型コロナのクラスターが10月から11月上旬までに7件発生した旭川市。11月に医療機関で発生したクラスターが50人を上回る規模になった札幌市。いち早く寒い時期が到来した北海道は、再度の感染拡大を厳重に警戒している。
コロナ前に戻ったのか。そんな錯覚さえしてしまうほど、街中には「3密」があふれている。それでも感染者数は抑えられたまま。もう、社会や経済を日常に戻してしまってもよいのか。それとも今は「第6波」のとば口に立っているのか。
厚生労働省の社会保障審議会医療部会が10月4日に開催され、2022年度診療報酬改定の「基本方針」について議論した。委員からは、有事に対応するため、平時から余裕のある診療提供体制づくりの必要性を求める意見が挙がった。
東京都医師会からの要請を受け、医療法人悠翔会(東京都港区)では、8月11日の正午から、首都圏で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の自宅療養者を対象に往診を実施している。医師や看護師を公募し、400人近くのCOV…
日本の新型コロナウイルス感染症は、全国的に5つの波が起こり、流行ごとに主役のウイルス株が入れ替わっている。第4波はアルファ株が中心で、そのリバウンドが起こりかけたすきをついてデルタ株が急拡大し第5波を形成した。では、この…
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がわが国で流行し始めてから約1年半。ワクチン接種が進む一方で、感染症との闘いが終わる気配はなく、それどころか第5波では全国各地で過去最多の患者数を記録している。流行の長期化と医…
8月下旬の首都圏では、必要な時に必要な医療を受けられる状態を維持できなくなってしまいました。当院が開いている救急クリニックの周辺での印象としては、もはや医療逼迫や災害級といった域を超えています。
歯止めがかからない新型コロナウイルスの感染拡大。医療崩壊の恐れが強まり、厚生労働省と東京都は改正感染症法に基づき都内の全医療機関に新型コロナ対応への協力を要請した。このまま感染が進めば、新規陽性者数と重症者数はどこまで増…
大阪では医療が逼迫(あるいは崩壊)している……、と言われたのがいわゆる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第4波が起こっていた4月と5月だった。あの頃はCOVID-19を発症し症状が強くなっても空いている病床が…
保健所は、かぜとの診断を受けた後に、別の医療機関でCOVID-19と診断される事例が少なくないとして、37℃前後の発熱や咽頭痛などの感冒症状でも積極的なPCR検査を求めている。そう、若年層に感染が広がったことで、COVI…
ワクチンを打ちたいと思っていても予約をなかなか取れないという人がいる一方で、「ワクチンを打ちたくない」と考える人もいます。ワクチンの打ち手を担う医師はもとより、自身が打ち手ではなくてもかかりつけ医として患者の診療に当たる…
国内では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けのワクチンについて、打つことを強制してはいけないと言われている。だが、事実上の“強制”が今後生まれるかもしれない。
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「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
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