<span class="fontBold">「日経ビジネスLIVE」とは:</span>「読むだけではなく、体感する日経ビジネス」をコンセプトに、記事だけではなくオンライン/オフラインのイベントなどが連動するプロジェクト
「日経ビジネスLIVE」とは:「読むだけではなく、体感する日経ビジネス」をコンセプトに、記事だけではなくオンライン/オフラインのイベントなどが連動するプロジェクト

 20~30代の若手時代、ビジネスパーソンはどのような知識やスキルを身につけ、どんな行動を取ればよいのか。Webセミナー「日経ビジネスLIVE」では、「若手時代にやっておくべき10の挑戦」と題し、各界で活躍する経営者が自らの経験に基づきアドバイスをするシリーズ企画を実施した。

 8月31日に開催した本シリーズ第4回の登壇者はGROOVE X(東京・中央)代表取締役社長の林要氏と日本大学文理学部情報科学科助教で次世代社会研究センター(RINGS)長の大澤正彦氏。「ドラえもんをつくり世界を変える人になる」をテーマに、「10の挑戦」を明かした。その模様を、アーカイブ動画とともにお伝えする(構成:小林佳代、動画は最終ページにあります)。

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安倍俊廣・日経ビジネス編集委員(以下、安倍):日経ビジネスLIVE「若手時代にやっておくべき10の挑戦」第4回を始めます。本日のテーマは「ドラえもんをつくり世界を変える人になる」です。講師は、家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」を開発したロボットベンチャーGROOVE X代表取締役社長の林要さんと、「ドラえもん」を本気で実現するためにAI(人工知能)研究のネットワークづくりなどを推進している日本大学文理学部情報科学科助教で次世代社会研究センター(RINGS)のセンター長である大澤正彦さんです。

 まず林さんにお聞きします。日本では今、国や企業がAI研究・開発に相当な資源を投じています。AIのような分野で「0」から「1」を生み出すには、若い人の活躍が不可欠だと思いますが、日本の現状をどう把握されていますか。

林要・GROOVE X 代表取締役社長(以下、林氏):新しいものを生み出す時に問題になるのは、お金をどう引っ張ってくるかです。その点、日本は米国、中国、イスラエルなどと比べて、よい環境とは言えません。ただ、その他のほとんどの国よりはマシです。さらに、日本には様々なテクノロジーが一定レベルで存在しています。総合的に言うと、トップから1、2周ほど離されているものの、世界平均からすると恵まれているポジションだと思います。

<span class="fontBold">林要氏<br />GROOVE X代表取締役社長</span><br />1998年トヨタ自動車入社。スーパーカー「LFA」、F1の空力(エアロダイナミクス)開発、製品企画部(Z)で量産車開発マネジメントなどを担当。2011年孫正義氏の後継者育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」外部第1期生。12年ソフトバンクのロボット「Pepper(ペッパー)」の開発に携わる。15年GROOVE X創業。18年LOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」発表。受賞歴多数。
林要氏
GROOVE X代表取締役社長

1998年トヨタ自動車入社。スーパーカー「LFA」、F1の空力(エアロダイナミクス)開発、製品企画部(Z)で量産車開発マネジメントなどを担当。2011年孫正義氏の後継者育成プログラム「ソフトバンクアカデミア」外部第1期生。12年ソフトバンクのロボット「Pepper(ペッパー)」の開発に携わる。15年GROOVE X創業。18年LOVEをはぐくむ家族型ロボット「LOVOT(らぼっと)」発表。受賞歴多数。

安倍:大澤さんはご自身が、まさに若手研究者ですが、若いことがメリットになる、逆にデメリットになると感じることはありますか。

大澤正彦・日本大学文理学部情報科学科助教、次世代社会研究センター(RINGS)長(以下、大澤氏):デメリットは経験が不足していること、ネットワークが少ないことなどです。長い時間をかけて経験を積んできた先輩方のすごさを日々感じています。メリットは、専門家になる前に、様々な方たちとつながれることだと思います。研究者は一度自分の道で成功すると、ほかの研究領域とのつながりを持ちにくくなる場合があります。若くて研究者としてまだ何者でもないという状態は、あらゆる分野の人とつながりやすい立場だと思います。そういうメリットを生かしたいと意識しています。

<span class="fontBold">大澤正彦氏<br />日本大学文理学部情報科学科助教、次世代社会研究センター(RINGS)センター長</span><br />2017年3月、慶応義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻修士課程修了。17年9月、認知科学若手の会を設立(20年3月まで代表)。17年4月、日本学術振興会特別研究員(DC1)。2018年4月、ドワンゴ「ドワンゴ人工知能研究所」研究員。20年3月、慶応義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻後期博士課程修了。20年4月、日本大学文理学部情報科学科助教。20年12月、次世代社会研究センター(RINGS)を設立。センター長に就任。
大澤正彦氏
日本大学文理学部情報科学科助教、次世代社会研究センター(RINGS)センター長

2017年3月、慶応義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻修士課程修了。17年9月、認知科学若手の会を設立(20年3月まで代表)。17年4月、日本学術振興会特別研究員(DC1)。2018年4月、ドワンゴ「ドワンゴ人工知能研究所」研究員。20年3月、慶応義塾大学大学院理工学研究科開放環境科学専攻後期博士課程修了。20年4月、日本大学文理学部情報科学科助教。20年12月、次世代社会研究センター(RINGS)を設立。センター長に就任。

安倍:ありがとうございます。ではお2人のプレゼンテーションを始めます。まずは林さん、お願いします。

続きを読む 2/5 「Pepper」プロジェクト参画をきっかけに起業

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