<span class="fontBold">「日経ビジネスLIVE」とは</span>:「読むだけではなく、体感する日経ビジネス」をコンセプトに、記事だけではなくオンライン/オフラインのイベントなどが連動するプロジェクト
「日経ビジネスLIVE」とは:「読むだけではなく、体感する日経ビジネス」をコンセプトに、記事だけではなくオンライン/オフラインのイベントなどが連動するプロジェクト

 ビジネスパーソンとしてどう成長していくか――。特に若い世代では大きな関心事です。では、注目を集める成長企業の経営者は、30代までに何を学び、どんな経験を積んできたのでしょうか。本インタビューシリーズでは、若手ビジネスパーソンにも知られる起業家・経営者に「自分の今を形づくった若い頃の経験、努力、失敗」などを振り返っていただきます。また、本シリーズと連動して日経ビジネスでは、若手読者向けにこうした起業家・経営者の経験やビジネススキルをオンラインで学ぶ日経ビジネスLIVEを展開しています(9月14日開催予定、日経ビジネス電子版有料読者は受講料無料です)。ウェビナーの日時・プログラムの詳細はこちらをご覧ください。

終身雇用や年功序列など日本型雇用が限界を迎え、ジョブ型など新たな働き方が求められている。みらいワークスは即戦力のプロフェッショナル人材と企業とをマッチングする、人材紹介サービスを主力事業にしている。同社を2012年に創業した岡本祥治社長は、「会社が用意するキャリアに乗っかるな。今は個人が自らの働き方と生き方を選ぶ時代」と力強く語る。「社会人になって何をやればいいか正直分からなかった」若者は、どうやって将来を切り開いていったのか。

<span class="fontBold">岡本祥治(おかもと・ながはる)氏</span><br>みらいワークス社長<br>1976年神奈川県に生まれる。慶応義塾大学理工学部卒。2000年アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)入社。ベンチャー企業を経て、独立。12年にみらいワークスを設立し、社長に就任。17年に東証マザーズ上場。(写真:加藤康)
岡本祥治(おかもと・ながはる)氏
みらいワークス社長
1976年神奈川県に生まれる。慶応義塾大学理工学部卒。2000年アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)入社。ベンチャー企業を経て、独立。12年にみらいワークスを設立し、社長に就任。17年に東証マザーズ上場。(写真:加藤康)

起業までの道のりを少し振り返っていただけますか。早くから起業を意識するようなアグレッシブな学生時代でしたか。

岡本祥治・みらいワークス社長(以下、岡本氏):慶応大学理工学部卒で、頭の中は理系なのですが、実は研究職に興味が持てませんでした。機械工学系で、研究テーマはベアリング(軸受け)。大学院に進んで研究職に就くのが当たり前の時代でしたが、どうしても関心が持てず、社会人になって正直何をやればいいか分からなかったのです。そうするうちに、就職活動が始まってしまいました。進路を考えあぐねた結果、何がしたいかを見つけられるような仕事に就こうと発想を切り替えました。

やりたいことを探すため、コンサルタントを選ぶ

 新卒の就職活動でやりたいことを見つけるのを諦め、まずは社会人へとステップを進める。そこで改めて、本当にやりたいことを探すことにしました。短期間に自分が成長できそうで、いろんな業界を見られる会社を探しました。当時はコンサルティング業界が盛り上がってきた頃でした。外資系ならエキサイティングな体験ができると期待して、アクセンチュアの就職試験を受けて内定をもらいました。

働きがいはどうでしたか。

岡本氏:コンサルタントの醍醐味は、突き詰めて考えて対応策を見つけ、それを実際に形にしていくこと。得意だったのが企業の経営課題解決のためにIT(情報技術)を導入したり、テクノロジーを活用した新規事業を立ち上げたりすることでした。

 プログラミング言語を使ってコードを書く作業などは、ものづくりに似た要素もあり、気質に合っていたようです。例えば当時は無線自動識別(RFID)技術が出てきた頃でした。国が主導したRFIDを使ったサプライチェーン改革の実証実験に携わり、それを各社に個別のソリューションとして提案するなど、豊富な経験を積めました。

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