3DoFのみの対応で高品質の映像体験に特化

 しかもXperia ViewはXperia 1 II/1 III専用なので、レンズも120度の広い視野角が得られる専用のものを用意。一般的なVRゴーグルは左右の目の部分に穴を空けてのぞき込む仕組みのものが多いが、Xperia Viewは中心部が非球面、周辺部はフレネルレンズというハイブリッド構造のレンズでディスプレーを覆う仕様となっている。Xperia 1 II/1 IIIのディスプレーをフル活用した没入体験が得られるという。

Xperia ViewはXperia 1 II/1 III専用に設計されていることから、レンズも4Kディスプレーを覆う没入感の高いものを採用している(筆者撮影)
Xperia ViewはXperia 1 II/1 III専用に設計されていることから、レンズも4Kディスプレーを覆う没入感の高いものを採用している(筆者撮影)
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 それに加えてXperia 1 II/1 IIIのフロントカメラを活用し、レンズの間隔を調整する機能も搭載。専用アプリを用いることでレンズの間隔を58〜72mmの範囲で、1mm単位で調整できるとのことだ。

 実際にコンテンツを楽しむには専用のアプリを用いる必要があるが、Xperia 1 II/1 IIIのボリュームキーとカメラキーで操作できる仕組みになっているとのこと。カメラキーを搭載しているスマートフォンは現状かなり限られているだけに、こうした点からもXperia 1 II/1 IIIに合わせて徹底したカスタマイズが施されている様子がうかがえる。

 Xperia ViewでどのようなVRコンテンツが楽しめるのかというと、動画コンテンツに限定されているとのこと。そもそもXperia Viewは「3DoF」、つまり首や頭の傾きや回転は検出できるが、それに加えて前後左右や上下の動きを検出する「6DoF」には対応していないので、ゲームなどのVRアプリには基本的に対応しないという。

 なおXperia Viewに対応した映像を配信するサービスは、国内ではDMM.comの「DMM動画」と、360Channel社の「360Channel」の2つ。いずれもVR動画配信で実績があり豊富なコンテンツを持つが、対応サービスの幅の狭さは気になる。

Xperia Viewで楽しめるのは映像コンテンツのみ。対応する映像配信サービスは「DMM動画」「360Channel」の2つ
Xperia Viewで楽しめるのは映像コンテンツのみ。対応する映像配信サービスは「DMM動画」「360Channel」の2つ
(出所:ソニー)
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