箱を開けてみた。梱包材や取扱説明書といった1つひとつの製品構成物も本物とそっくり。しかし外箱と同様、正規品がアイボリーを基調とした色合いで統一しているのに対して、模倣品の方はホワイト系で、やはりどことなく安っぽい素材を使っている。

偽物(左)と本物(右)の実機
偽物(左)と本物(右)の実機
(撮影:スタジオキャスパー)
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 イヤホンの実物は、ほぼ区別が付かない。外観における唯一の違いといえるのが、ケースのふたの内側に描かれたCEマークと「crossed out wheelie bin symbol」(ごみ箱のアイコンに×が付いた、製品処分時のリサイクルを促すマーク)のデザインである。理由は不明だが、模倣品の方はマークが少しスリムだ。

 ケース兼チャージャー部分を含んだ製品の重さは55g(本物)と57g(偽物)とほぼ同じだが、イヤホン片方の重さは本物の5.4gに対し、偽物はなんと3.4g。きょう体の中身がスカスカであることが想像できる。

もう1つの違いはチャージャーの表面中央にあるLED(ステータスランプ)の光り方だ。本物はフル充電だと緑色に、それ以外の場合はオレンジ色に点灯するが、偽物は常にオレンジ。

 以上を基に、偽物と本物の外観における違いをまとめた。本物より明らかに箱を含んだ重量が軽かったりする場合は、模倣品と疑うべきだろう。

偽物と本物の主な相違点の比較
偽物と本物の主な相違点の比較
日経クロステックが入手した模倣品と、アップルが製造する正規品の特徴の違いを示した。模倣品を見分ける最も明確な項目は箱を含んだ全体重量のようだ。(表:日経クロステック)
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次回に続く

[日経クロステック 2021年9月24日掲載]情報は掲載時点のものです。

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