エネルギーや素材、機械、バイオ──。本連載でも見てきたように、深い知見に裏付けられたハードウエアで社会課題を解決する「ディープテック」のスタートアップ企業が、イノベーションの起点になろうとしている。ディープテックを中心に国内100社弱、海外20社弱に総額約90億円を投資するリバネスグループの丸幸弘最高経営責任者(CEO)に、ディープテックの動向とテクノロジーを通した課題解決の戦略を聞いた。

なぜ、今ディープテックが注目されているのでしょうか?
丸幸弘・リバネスグループCEO(以下、丸氏):テクノロジーってそもそももうけるための手段ではないんですよ。空を飛びたいとか、環境を良くするとか課題解決のためにある。そして、何も人工知能(AI)とか最先端の技術だけがすべてではない。ローテクと組み合わせてディープイシューをやっつけるというパターンだって十分、人類の未来に貢献するわけです。
ディープテックで注目の分野は?
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この記事はシリーズ「日本に埋もれる「化ける技術」」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。
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