ピカピカのイノベーションは何も人工知能(AI)やデジタル技術だけとは限らない。最新の工作機械にベテラン職人の技能を吹き込めば、世界の社会課題を解決する製品を生み出せる。DG TAKANO(東京・台東)が開発・製造する最大95%節水できる水栓器具はその1つだ。
米カリフォルニア州やアラブ首長国連邦のドバイなど水不足に悩む世界から注目を集めるDG TAKANOの工場はものづくりの町、東大阪市にある。
製造する「Bubble90(バブル90)」は、一般的な水栓ノズルに比べ水の使用量を最大95%減らせる製品だ。

同社の高野雅彰社長は父親が工場の2代目だったが会社を継がず、別にスタートアップを設立。工場の設備を借りて水栓ノズルの開発を始めた。2016年に家業を吸収合併し今に至る。
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