後藤芳光(ごとう・よしみつ)氏
後藤芳光(ごとう・よしみつ)氏
1987年一橋大学社会学部卒業、安田信託銀行(現みずほ信託銀行)入行。2000年6月にソフトバンク(現ソフトバンクグループ)に入社し、同年10月には財務部長に就任。以来、ソフトバンクを財務面で支え続けてきた。13年以降は、プロ野球チーム「福岡ソフトバンクホークス」の社長(オーナー代行)も兼務する。(写真:村田和聡、以下同じ)

2022年3月期の連結決算は最終損益が1兆7080億円という巨額の赤字でした。

後藤芳光ソフトバンクグループ専務執行役員CFO(以下、後藤氏):赤字は想定の範囲内でした。そもそも21年3月期に史上最大の黒字を出したときも、僕らはまったく浮かれていないつもりでしたし。

 21年3月期に5兆円の利益で、22年3月期に1兆7000億円の赤字は、合算すると3.3兆円の黒字。2年で3.3兆円というのは、おそらく悪くないんじゃない?という、感じです。でも、これがまた来年どうなるか分からないから、この3.3兆円に浮かれてもいけないと思っています。

 とはいえ、結果で勝負する業種ですから、やはり3年とか5年という単位では一つ一つ、総括していく必要があるだろうと思います。本当に自分たちの戦略が正しいか、戦略自体に軌道修正をする必要があるかとか、そういうことも市場に対して説明責任を負っていると思います。

人工知能(AI)を軸にしたユニコーン投資という戦略の修正は必要ありませんか。

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