
2022年3月期の連結決算は最終損益が1兆7080億円という巨額の赤字でした。
後藤芳光ソフトバンクグループ専務執行役員CFO(以下、後藤氏):赤字は想定の範囲内でした。そもそも21年3月期に史上最大の黒字を出したときも、僕らはまったく浮かれていないつもりでしたし。
21年3月期に5兆円の利益で、22年3月期に1兆7000億円の赤字は、合算すると3.3兆円の黒字。2年で3.3兆円というのは、おそらく悪くないんじゃない?という、感じです。でも、これがまた来年どうなるか分からないから、この3.3兆円に浮かれてもいけないと思っています。
とはいえ、結果で勝負する業種ですから、やはり3年とか5年という単位では一つ一つ、総括していく必要があるだろうと思います。本当に自分たちの戦略が正しいか、戦略自体に軌道修正をする必要があるかとか、そういうことも市場に対して説明責任を負っていると思います。
人工知能(AI)を軸にしたユニコーン投資という戦略の修正は必要ありませんか。
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