起業家、孫正義氏が率いるソフトバンクグループ(SBG)が、2021年3月期に日本企業として史上最大の純利益4兆円強を稼ぎ出すとの観測が急速に高まっている。原動力は未公開企業への投資事業だ。投資先の上場によって収穫期を迎え、名実ともに、巨大投資会社になった。勢いは今後も続くのだろうか。次なる「金の卵」とは──。

SBGの孫正義会長兼社長。「たかだか3兆円の利益が出たとか出ないとかいうことで有頂天になるつもりもないし、まだまだ道半ばだ」と話した(2月8日の第3四半期決算説明会。SBGの動画配信から)
SBGの孫正義会長兼社長。「たかだか3兆円の利益が出たとか出ないとかいうことで有頂天になるつもりもないし、まだまだ道半ばだ」と話した(2月8日の第3四半期決算説明会。SBGの動画配信から)

 SBGは傘下の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SVF)」で新興企業への投資を進めてきた。投資先は20年12月末時点で131社にのぼる。

 グループの連結業績を押し上げるのは投資先の評価益だ。20年4~12月期の連結決算での純利益3兆551億円のうち、SVFなどの投資損益が2兆7287億円を占めた。20年12月に上場した米料理宅配サービス最大手のドアダッシュの評価が上場を機に高まったほか、すでに上場している米ウーバーテクノロジーズなどの株価も堅調だった。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1270文字 / 全文1670文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「三田敬大のマーケット目線で読む世界」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。