©TBS
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 テレビドラマ、日曜劇場「ドラゴン桜」がついに最終回を迎えました。

 東大専科の生徒たちは果たして東大に合格できるのか、学園売却問題はどうなるのか、ハラハラしながら見ていましたが、最後は日曜劇場らしい大逆転劇でした。

 東大専科からは5人の合格者を出し、東大合格請負人である桜木建二(阿部寛)は有言実行を果たしました。ドラマの初回にウダウダと悩んだ揚げ句、桜木に海に突き落とされた天野晃一郎(加藤清史郎)も見事に合格しましたね。

 天野は、その個性をFFS理論(開発者:小林惠智博士、詳しくはこちら)で分析すると、典型的な「保全性」の高いタイプです。

 拙著『ドラゴン桜とFFS理論が教えてくれる あなたが伸びる学び型』でも説明した通り、天野は自分に自信がなく、自分の人生に真正面から向き合う勇気を持てない生徒でした。
 しかし、そんな彼が、東大専科で桜木の指導する勉強をやり切ったのです。

 ドラマの最終回に合わせて、最後に、天野の成長を振り返りながら、日本人の65%を占める「保全性」の高い人の成功パターンを整理してみたいと思います。

ユーチューバーへの挑戦。「完璧でなくてかまわない」

 「保全性」の高い人は、周囲の評価や目が気になるため、基本的に「失敗したくない」という気持ちが強いのが特徴です。

 失敗したくないから、どうするのか。

 失敗しないための一番の方法は、「やらない」ことです。だから、自信がないことからは、「逃げる」のです。

 天野は一度、中学受験に失敗しています。それからは失敗を一層恐れるようになり、「難しそうなこと」からは逃げ続けてきました。安全な道を選んで、この龍海学園で平々凡々と過ごしていたのです。桜木と出会うまでは……。

 とはいえ、ただ単に逃げていたわけではなく、自分の可能性を少しは信じていたのでしょう。「チャンスがあればもう一度」という気持ちはあったようです。そのチャンスが、桜木の登場だったのです。桜木が立ち上げた東大専科に入ることを決め、自ら手を挙げたのでした。

 東大専科で「ユーチューバーになる」という挑戦は、天野が変わる大きなきっかけになりました。

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『ドラゴン桜2』4巻27限目 ©Norifusa Mita/Cork
『ドラゴン桜2』4巻27限目 ©Norifusa Mita/Cork
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