コーヒー、緑茶など幅広い飲料や食品に含まれるカフェイン
寝起きでぼんやりする…というときにもコーヒーを飲んでしばらくすると気分がシャキッとする。これはコーヒーに含まれるカフェインの働きによるものだ。
「強い苦みを持つカフェインは、じつは植物が昆虫に打ち勝つための防御物質なのです。コーヒーをはじめ、お茶、ココア、コーラ飲料、滋養強壮ドリンクやエナジードリンク、さらにチョコレートにも含まれています。覚醒作用を持ち、倦怠感の抑制、片頭痛の緩和などの用途で、風邪薬などにも配合されています」と、コーヒーと健康について長年研究を行うネスレ日本 ウエルネスコミュニケーション室室長の福島洋一さんは説明する。
さまざまな飲料に含まれるカフェインだが、コーヒーは玉露(緑茶の一種)に次いでカフェインが多く、1杯(150g)あたり約90mgと豊富に含む(下図)。

「日本人は、1日平均で約260mgのカフェインを摂取しており、ほとんどはコーヒーとお茶由来である、と報告されています(*1)」(福島さん)。
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