そこで各務氏は「情報システムの視点での取り組みでは不十分。DX(デジタルトランスフォーメーション)という経営改革と捉えるべきだ」と進言。情報システム部門に働き方改革支援という目的を付加し、19年4月にKADOKAWA Connectedとして独立させた。そして、KADOKAWAの経営企画、人事、総務部門と連携しながら、仕事のやり方を一から見直してきた。
テレワークのベースは情報共有の仕組みづくりにあり
仕事のやり方を変えずに、とりあえずテレワークに踏み切るとどうなるのか。典型的な問題の1つに、無駄なリモート会議の存在がある。「1人が延々と話し続けている」「参加者の反応が見えない」「議論が盛り上がらない」といった不満は、テレワークを経験した人なら誰しも感じたことがあるだろう。
各務氏は会議について、「会話の“解像度”は細かいか粗いか」「リモートかリアルか」という2つの「軸」で判断し、4つの「象限」に分類。どこを増やしてどこを減らすべきか考えてきたという。
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