「副業から複業へ」という波は大きくなるのだろうか。業務委託で働く人材を供給するマッチングサービス「CARRY ME」を運営するPiece to Peaceの大澤亮社長に話を聞いた。

大澤 亮
1996年、三菱商事入社。入社2年目にタンザニアへ赴任、ODAでの井戸掘削プロジェクトなどに携わる。99年に退社、慶応義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)に入学。証券会社の比較サイトや中国茶のeコマースサイトを立ち上げ、ともに米社とサイバーエージェントに売却。その後ドリームインキュベータ入社、土屋鞄製造所の取締役を経て、2009年にPiece to Peaceを設立。

日本で複業という働き方が可能になるというのは、これまで考えにくかったのではないでしょうか。

大澤亮Piece to Peace社長:私も三菱商事を辞めて独立しましたが、そのときは業務委託で仕事をくれる企業などありませんでした。ほとんどのサラリーマンが新卒の会社を辞めることがない時代、終身雇用が当たり前の時代だったので、私が辞めたときの周囲の反応は異端児を見るような目で冷たかった。そこを変えたいという思いがずっと私の中にはあります。

 その後も一般的な営業やマーケティングという職種で外部の優秀な人が業務委託で働くという文化はありませんでした。でもこの市場は米国のように絶対に大きくなると思ってやってきました。

副業ではなく複業という働き方は足元で確実に広がり始めているのでしょうか。

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