コロナ後のサプライチェーン再構築に向けて

 「アフターコロナ/ウィズコロナ時代のSCM」コラムの公開から約半年が過ぎようとしているが、その後の新型コロナ感染症のグローバルでの猛威を目の当たりにし、これまで述べてきた洞察が徐々に、現実のものとなってきている実感を抱いている。新規感染者数が大きな波で増減する中、世界に張り巡らされたサプライチェーン上に成立した企業の経済活動はストップ・アンド・ゴーを繰り返すことを余儀なくされている。そのためにも、レジリエントなサプライチェーンを整備することが、アフターコロナ/ウィズコロナ時代をしたたかに生き抜く強い企業の「要件」になってくる、という思いは強まるばかりである。

 新型コロナ時代に適合したサプライチェーンを構築するのは、おそらく簡単ではない。また、1社だけで実現できることは多くなく、サプライチェーンに関わる企業がビジネスエコシステムを進化させながら、時間をかけて構築に取り組んでいくことが重要となる。

 次回以降の連載では、コロナ時代に求められる次世代型サプライチェーンの実現に向けて、企業や国などが果たす役割や、海外事例を含めた先進的なサプライチェーン・マネジメントの取り組み、課題解決における先進テクノロジーの役割などを紹介するとともに、日本企業が対応すべき課題や着眼点を提起していく。

この記事はシリーズ「ウィズコロナ時代のサプライチェーンマネジメント」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。