星野リゾートがホテル・旅館の運営を加速する。10月13日に開催したオンラインプレス発表会で「OMO3東京赤坂」(東京・港)の運営を2022年1月からスタートすると発表。これまでに運営開始を公表している施設のオープンも相次ぎ、今秋から開業ラッシュとなる。施設数が増加する中、同社はブランド戦略の刷新も進めており、アフターコロナを見据えた成長路線が鮮明になってきた。

星野リゾートの星野佳路代表
星野リゾートの星野佳路代表

 今秋から22年夏にかけて、北海道から九州までの各地で新たに7カ所の開業を予定している星野リゾート。運営する施設数は58カ所になり、アフターコロナを見据えた積極的な展開が目立つ。

 コロナ禍で旅行業界に逆風が吹き荒れた20年4月、同社の星野佳路代表は生き残りのために「18カ月サバイバルプラン」を立案し、取り組んできた。中長期的なプロジェクトをいったん凍結したり先送りできる投資を延期したりしながら雇用を維持する一方、アフターコロナを見据えて施設の新規開業は継続。既存施設では、新たな旅行のスタイルとして近場の滞在を楽しむマイクロツーリズムを推進してきた。

 プランのスタートから18カ月が経過。コロナ禍の先行きは依然として不透明な面があるものの、現在の市場環境について星野代表は「感染拡大の第3波まではキャンセルがものすごく出たが、第4波、第5波ではそれが起こらなかった。コロナ対策を徹底したことなどによって、旅行に大きなリスクがないことが理解してもらえるようになってきた」と話す。

この記事は会員登録で続きをご覧いただけます

残り1426文字 / 全文2060文字

日経ビジネス電子版有料会員になると…

特集、人気コラムなどすべてのコンテンツが読み放題

ウェビナー【日経ビジネスLIVE】にも参加し放題

日経ビジネス最新号、10年分のバックナンバーが読み放題

この記事はシリーズ「星野リゾートの方程式」に収容されています。WATCHすると、トップページやマイページで新たな記事の配信が確認できるほか、スマートフォン向けアプリでも記事更新の通知を受け取ることができます。