この連載では、英語コーチング・プログラム「TORAIZ(トライズ)」の約7000人の受講生のデータと学習工学(Instructional Design)に基づき、最小の努力によって最短で英語の学習目標を達成するためのノウハウを受講生や読者の皆様からの質問に答える形でお伝えしていきます。

 コメント欄でビジネス英語や学習法について何でもご質問ください。また、アンケートフォームでも質問を受け付けています(こちら→日経ビジネス「その英語学習法、間違ってます!」質問受付)。

 それでは今回も質問にお答えしていきたいと思います。

[今回の質問]

流通企業勤務 Yさん(26歳)
以前から、英語を習得するために海外留学をしたいと思っていました。しかしタイミングや資金面の事情で実現できず、今に至ります。昨今の円安で留学するには経済的に負担が大きいので、1年間会社を休職するか、もしくは退職して、ワーキングホリデーに行きたいと考えています。あわよくば円安を生かして現地で働き、貯蓄を増やしたいです。ワーホリに行くために必要な語学力や留意点などあれば教えてください。

[回答
 確かに円安のこのタイミングに、ワーホリ制度を利用して海外へ行くことはとてもいいことだと思います。例えば、オーストラリアでの求人を見ると、最低時給が約21.38豪ドルで日本円にすると約2000円(1豪ドル93円換算)ということになります。ワーホリで貯蓄を増やすことも夢ではないかもしれません。しかし、ちょっと待ってください。

 所属している会社を退職することは思いとどまり、まずは上司に休職の相談をしてみてはいかがでしょうか。帰国後の再就職がスムーズに行く保証はありません。再就職に求められる語学力が身に付くかどうかも分からないからです。

 それよりも、語学力を向上させることを前提に休職することを相談してみてください。語学力を付けることを会社に伝えておくことは、自分に対するプレッシャーになり、語学力向上の確率がぐっと上がるというメリットがあります。

(写真:PIXTA)
(写真:PIXTA)

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