この連載では、英語コーチング・プログラム「TORAIZ(トライズ)」の約7000人の受講生のデータと学習工学(Instructional Design)に基づき、最小の努力によって最短で英語の学習目標を達成するためのノウハウを受講生や読者の皆様からの質問に答える形でお伝えしていきます。

 コメント欄でビジネス英語や学習法について何でもご質問ください。また、アンケートフォームでも質問を受け付けています(こちら→日経ビジネス「その英語学習法、間違ってます!」質問受付)。

 それでは今回も質問にお答えしていきたいと思います。

[今回の質問]

イベント企画会社勤務 Tさん(28歳)
 私は音楽活動を中心に行ってきて、その後、裏方に回りました。中学レベルの英語もおぼつかない超初心者です。タレントの海外公演などについては、海外に駐在している英語堪能な担当者が交渉しているので問題ありませんが、私が参加するWeb会議が最近増えてきたため、私も多少話せたらいいなと思う場面がたくさんあります。

 私のような初心者であっても英語を話せるようになることは可能でしょうか? またどのくらいの期間がかかるでしょうか?

 Tさん。まず、結論から申し上げますと、個人差はありますが、毎日3時間学習すれば1年半ほどで話せるようになります。

 そのように断言できるのは、実績があるためです。

 TORAIZでは、日本代表クラスのサッカー選手の英語学習をサポートしています。サッカー選手は、子供の頃からサッカー中心の生活を送っており、英語の学習は後回しになっている場合があります。

 しかし、現在のサッカーはイギリスのプレミアリーグをはじめとしてヨーロッパが本場であり、Jリーグからステップアップして、ヨーロッパのチームへ移籍を希望する選手が増えてきています。すると、ここで問題になってくるのが英語力です。

 特に最近のヨーロッパのサッカーは、個人の技量は当然として、さらにチームの戦術をしっかり理解することが求められるようになってきています。監督から選手が意見を求められたり、選手間で議論したりすることも多いようです。

 こうしたときに、さまざまな国から選手が集まり多国籍化したヨーロッパのサッカーチームでは、少なくとも英語が話せることはとても重要です(できれば、そのチームの国の言葉も話せるのが理想です)。そこで、多くのサッカー選手がTORAIZを受講しています。

 例えば、TORAIZを修了した受講生の中には、日本代表で活躍している中山雄太選手、菅原由勢選手や、海外からガンバ大阪に復帰した食野亮太郎選手がいます。また、日本代表でポルトガルの名門スポルティングに移籍した守田英正選手も現在TORAIZを受講しています。

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TORAIZを受講中、修了した選手たち
TORAIZを受講中、修了した選手たち
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