[今回の質問その2]

研修担当者Bさん
 社員の英学習の意欲を高める方法は?

[回答]
メリル教授: 2つのレベルの動機が含まれていると思います。

 1つには、社員のやる気を引き出したいということですが、もし英語を話す、理解する、読む、書くといったスキルへのニーズが要求されているのであれば、それは外側からの動機です。

 仕事がしたければ、そのスキルを身に付けなければならないという動機付けが、インストラクションを受けさせるために必要かもしれません。しかし、無理強いすると動機付けは低くなります。

 2つ目のレベルは、なぜモチベーションプリンシプル(行動の原則や指針となるもの)を持たないのかということです。動機付けは学習の結果、生まれるものです。あるスキルを学ぶことに成功すると、そのスキルを学び続けたい、実行し続けたいという意欲が生まれます。学習者があるインストラクションに取り組んだ結果、前にはできなかったことができるようになったと思えば、もっと学びたいと思うでしょう。そうすると、もっとやりたいという意欲が湧いてきます。このような内側からの動機は、インストラクションの初期に頻繁に生まれることが大切です。

 そのためインストラクションの第一原理では、インストラクションの初期に課題解決中心型のアプローチに集中しています。何らかの問題に取り組んで、より多くのスキルを同時に習得しながら、より複雑な問題を解決する機会を得られるようにします。この理論に基づく一貫したインストラクション戦略を用いれば、動機付けを獲得することができると思います。

(写真=PIXTA)
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